「令和4年度ワイヤレスエミュレータ利活用シンポジウム」をハイブリッド形式にて3/16に開催

プレスリリース発表元企業:株式会社サイバー創研

配信日時: 2023-03-08 10:45:00

ワイヤレスエミュレータの特徴

モバイル・ワイヤレスをはじめとしたICT技術の総合的調査を行う株式会社サイバー創研(本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤 博彦)は、電波システムを開発・利用している、またはワイヤレスエミュレータに関心のある民間事業者・大学・研究機関等関係者の方々を対象に、電波模擬システムの効果的・効率的な開発・利用方法について意見交換等を行う「令和4年度ワイヤレスエミュレータ利活用シンポジウム」をNICT主催、ワイヤレスエミュレータ利活用社会推進フォーラム 協力、総務省 後援で開催いたします。


● シンポジウム開催背景
Beyond 5G/6G時代の無線通信の研究開発を加速することを目的として「仮想空間における電波模擬システム技術の高度化に向けた事業」が総務省主導で進められています。本事業では、様々な電波システムを、仮想空間上で高精度かつリアルタイムにエミュレーション可能な電波模擬システムを開発し、電波システムに関わる多様な事業者が、インフラ/システム/プラットフォーム/アプリケーション/サービスなどのデザイン、評価、検証に活用できるテストベッドを提供することを目的としています。

本シンポジウムでは、研究開発担当者による開発内容のご説明や、パネル展示やデモ実演、パネルディスカッション、参加者の皆様からの質疑等に基づくワイヤレスエミュレータの在り方に関する意見交換等を実施いたします。

<会場参加/オンライン参加>
2023年3月16日(木)13:00~17:30 参加無料(事前登録制)

ご興味のある方は、以下のサイトからお申し込みの上、ご参加いただけますようご案内します。
https://pco-prime.com/emulator_sympo2023/

※本リリースは、主催である国立研究開発法人情報通信研究機構から委託を受けて、事務局の株式会社サイバー創研が配信しております。


● ワイヤレスエミュレータの概要
今後、これまで以上に多くの機器が無線通信を行うようになり、通信量の増大・電波の相互干渉などによる問題の深刻化が懸念されます。また、これらを解決する新しい技術をフィールドや電波暗室で検証することに関しても、物理的な制約やコストなどの問題が生じます。そのような背景のもと、物理的な制約を受けない仮想空間上で、低コスト・高精度・大規模リアルタイムに様々な電波システムの検証を実施できることを目的として、電波システムを仮想空間で高精度に模擬する大規模CPS(Cyber Physical System)である「ワイヤレスエミュレータ」の開発が進められています。

将来的には、下記のようなシステムの実現を目指しております。

・仮想空間上に、実環境に忠実な3Dモデルを構築し、
その中で10,000台規模の仮想無線機を動作させ、大規模検証を行う。
・カスタマイズ可能な疑似無線機を用いた5GやWi-Fi等を整備し、
最大400MHzの帯域幅で様々な評価を行う。
・検証時の環境の変化に対応したリアルタイム処理を実現する。
・物理的な実無線機接続とアンテナ放射パターンの反映により、
再現性のよい技術検証を実施する。

※ワイヤレスエミュレータの詳細については、こちらも参照ください。
・ワイヤレスエミュレータユーザフォーラム ホームページ
https://wepf.nict.go.jp/
・日本語版:電波エミュレータとは?
-電波エミュレータでSociety5.0の実現を-
https://www.youtube.com/watch?v=Fh0XP28x36A
・英語版:What is the wireless emulator?
- Society 5.0 is realized by the wireless emulator-
https://www.youtube.com/watch?v=MnN1f3CIYk8

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/348352/LL_img_348352_1.jpg
ワイヤレスエミュレータの特徴

出典:情報通信研究機構

● シンポジウムの位置付け
本シンポジウムでは、令和2年度よりワイヤレスエミュレータを開発しているプロジェクトに関して、研究開発担当者による開発内容の説明や、パネル展示やデモ実演、パネルディスカッション、参加の皆様からの質疑に基づくワイヤレスエミュレータの在り方に関する意見交換等を通じ、無線システムに関係のある皆様に向け、ワイヤレスエミュレータを活用した無線システムの効果的な利用方法や、利用イメージを周知することを目的としております。

意見交換では、当日ご参加いただいた皆様からのご意見に対して、パネリストの方々との討論も企画しております。
ぜひご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

<開催概要>
【開催日時】2023年3月16日(木)13:00~17:30
【開催方法】Web開催(Zoomウェビナー)、会場のハイブリッド開催
【会場】 大手町プレイスカンファレンスセンター 2階ホールB
【参加費】 無料(事前申し込みが必要です)
【申込方法】参加登録リンクよりお申し込みください。
【申込期間】3月14日(火)20:00迄
※なお、定員を満たした場合には、申込受付終了期日を待たずに
終了する可能性もございます。
【定員】 60名(会場参加)
500名(Zoomウェビナー)
【主催】 国立研究開発法人情報通信研究機構
【協力】 ワイヤレスエミュレータ利活用社会推進フォーラム
【後援】 総務省
【事務局】 株式会社サイバー創研
【プログラム】
12時00分 ・会場受付開始
・会場展示見学
・オンライン展示開始
13時00分 ・開会
・主催者挨拶
茨木 久 国立研究開発法人情報通信研究機構 理事
・来賓挨拶
豊嶋 基暢 総務省 総合通信基盤局 電波部長
13時10分 ・ワイヤレスエミュレータ概要説明および令和4年度活動状況(全体)
原田 博司 研究開発プログラムディレクター
京都大学大学院 情報学研究科 教授
13時30分 ・基調講演
安藤 真 東京工業大学 名誉教授
14時10分 ・特別講演1
富永 貴大 株式会社NTTドコモ 6G-IOWN推進部 無線技術担当
・特別講演2
岩井 誠人 同志社大学 理工学部 教授
・特別講演3
上杉 充 株式会社パナソニック システムネットワークス開発研究所 開発センター
無線技術開発部 主幹技師
15時10分 ・休憩 展示見学(会場およびオンライン)
15時35分 ・令和4年度活動状況
・課題ウ(大規模仮想環境の検証基盤技術)
児島 史秀 国立研究開発法人情報通信研究機構
総合テストベッド研究開発推進センター
研究開発推進センター長
・課題イ(仮想環境対応無線システムの構成技術)
松村 武 国立研究開発法人情報通信研究機構
ワイヤレスシステム研究室 室長
・課題ア(電波伝搬・空間モデルの構成技術)
高田 潤一 東京工業大学 環境・社会理工学院 学院長・教授
16時05分 ・パネルディスカッション・意見交換及び今後の活動(五十音順)
モデレータ:中嶋 信生 電気通信大学
産学官連携センター 客員教授
パネリスト:大村 好則 一般社団法人 電波産業会
第5世代モバイル推進フォーラム 事務局長
野田 華子 アンリツ株式会社 先端技術研究所
先端技術研究所長 理事 CTO
山田 渉 NTTアクセスサービスシステム研究所 特別研究員
※パネリスト紹介 五十音順
17時25分 ・閉会の挨拶
寳迫 巌 国立研究開発法人情報通信研究機構
Beyond5G研究開発推進ユニットユニット長
17時30分 ・閉会
17時30分-18時00分
・会場展示見学


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