双日、Mexichem Fluor, S.A.de C.V.およびメキシケムジャパン株式会社、フッ素化合物の国内安定供給体制の構築を目指し北九州市と企業立地協定を締結

プレスリリース発表元企業:双日株式会社

配信日時: 2023-02-09 19:45:37

~半導体や次世代電池の原料サプライチェーン強靭化への貢献を目指す~

双日株式会社(以下「双日」)、多国籍企業であるOrbia(オルビア)のフッ素関連事業を行うMexichem Fluor, S.A.de C.V.(以下「Koura(コウラ)」)およびその日本法人であるメキシケムジャパン株式会社は、今後需要の拡大が期待されるフッ素化合物の国内安定供給体制の構築を目指し、福岡県北九州市(以下「北九州市」)との間で立地協定(以下「本協定」)を締結しました。



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 本協定をもとに、今後、充実した産業および物流インフラという優位性を持つ北九州市の響灘(ひびきなだ)臨海工業団地でのフッ素原料(※1)製造拠点の建設を目指し、Kouraが保有する鉱山からの安定した原料調達体制を基盤とした日本国内におけるフッ素サプライチェーンの強化を図ります。また、本取り組みは経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金(第3次公募)(※2)」にも採択されており、国内産業の安定成長に貢献するものと期待されています。

 各種フッ素化合物はそれぞれがユニークな特性を持ち、多岐にわたる産業で使用されていますが、特に半導体や次世代電池、医療、電気通信などの、今後ますます重要性の高まる産業においても必要不可欠な素材です。各産業の伸長にともないフッ素化合物の需要拡大が見込まれている一方、日本はこれに必要なフッ素原料において国内需要分のほとんどを特定ソースから輸入しているのが現状です。

 本取り組みでは、Kouraが有する、メキシコにある世界最大の蛍石(ほたるいし)鉱山やフッ素原料および各種フッ素化合物プラントの操業実績と、双日が有する事業運営ノウハウや販売ネットワークを掛け合わせ、日本国内初となるメキシコ産蛍石を用いたフッ素化合物製造事業を計画しています。本取り組みを通じて、日本国内におけるフッ素サプライチェーンの強靭化、さらにその川下産業の発展に貢献することが目的です。

 北九州市による本取り組みの支援を通して、原材料輸入や製品輸送など北九州港の取扱貨物量の増大、新規雇用創出をはじめとする地域経済の活性化のみならず、「シリコンアイランド」である九州エリアの成長戦略にも合致した半導体産業の活性化が期待されます。

 双日は本協定の締結を出発点とし、Kouraとの30年以上におよぶ良好なパートナーシップのもと、社会ニーズに対応する新たな事業の開発を推進していきます。
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※1 フッ素化合物の出発原料であるフッ化水素のこと
※2 サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金 (METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/covid-19/supplychain/index.html

【プラント概要(想定)】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/162_1_d6395df92e959b18d345210deae246c8.jpg ]



(ご参考)
【Orbia 概要】
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/162_2_7fe1e16430b9e2c4c9b1a6266b76c4ef.jpg ]



【Mexichem Fluor, S.A. de C.V. 概要】

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/162_3_8a08c23f36683182cdf6c9edee175aee.jpg ]



【メキシケムジャパン株式会社 概要】

[表4: https://prtimes.jp/data/corp/73843/table/162_4_078b6c04c9a5f7a9db7a858e8e0ef5a4.jpg ]


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