高精度5Vオペアンプ・ファミリに低オフセットの20MHz小型デュアル・オペアンプを追加
配信日時: 2022-03-23 09:20:00
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1221/resize/d1337-1221-25ee083364e7c1864f7a-0.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、高精度・低消費電力のデュアル・オペアンプ「TSV772」を発表しました。同製品は、超小型DFN8パッケージ(2.0 x 2.0mm)を含む幅広いパッケージ・オプションで提供されます。
STの高精度5Vオペアンプ・ファミリを拡充するTSV772は、レール・ツー・レールの入出力と20MHzのゲイン帯域幅を備えており、ユニティ・ゲインで安定的に動作します。また、13V/µsのスルー・レート、7nV/√Hzの入力ノイズ密度、4kVのESD耐性を特徴とし、汎用性に優れています。
入力オフセット電圧が最大200µV(25°C時)と低いため、低振幅信号の正確な処理が可能です。高い測定精度により、外付けに高価な高精度抵抗が不要で、製造工程における回路のトリミングや較正の簡略化に貢献します。また、47pFの出力容量をドライブすることができ、ADコンバータの入力バッファとして簡単に使用可能です。
TSV772は、最低2.0Vの電源電圧で動作可能です。低消費電力のマイクロコントローラと同じ電源に接続できるため、設計の簡略化に貢献します。また、低入力の電圧で動作が可能なため、残量の少ないバッテリでも長時間の動作が可能です。
TSV772は、火災報知器などのアプリケーションに最適です。高速・高効率により、スマート機能の駆動やワイヤレス通信によるバッテリ消費量を削減し、動作時間の延長に貢献します。
また、通信インフラ機器やサーバなどのシステムにおいて、効率的な電力変換を実現するために重要となる正確な電流測定にも最適です。
STの高精度5Vオペアンプ・ファミリには、「TSV792」(50MHz)および「TSV7722」(22MHz)といった広帯域のデュアル・オペアンプも含まれています。TSV7722は、ローサイド電流検出に最適で、コモンモード電圧がグランドに近いレベルに最適化されています。
最新の20MHzデュアル・オペアンプ「TSV772」は現在量産中で、SO-8、MiniSO-8、および超小型のDFN8パッケージで提供されます。STのeSToreから、無償サンプルも入手可能です。単価は、1000個購入時に約0.73ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( https://www.st.com/ja/amplifiers-and-comparators/tsv772.html?icmp=tt25492_gl_pron_mar2022 )
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約46,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な独立系総合半導体メーカーです。約10万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・5G通信の普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラルの実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
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