AIで契約書チェックを支援する「インテリジェント契約チェッカー(R)」にユーザー間のコミュニケーション機能を搭載

プレスリリース発表元企業:NTTアドバンステクノロジ株式会社

配信日時: 2022-03-15 11:30:00

~契約書チェック結果を素早く共有し、作業コストを最大80%削減~

NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:木村丈治)は、契約書チェック支援サービス「インテリジェント契約チェッカー(R)」の新バージョンVer2.0の提供を3月22日(火)から開始します。

インテリジェント契約チェッカーは、契約書の記述内容が自社で定めた契約ポリシーを満たしているかをAIによって判定する機能や、編集前後の契約書を比較して変更箇所を洗い出す差分チェック機能等により、法務部門および現場担当者である営業部門等が行う契約書チェックを支援します。



契約締結に向け、契約内容について法務担当者と現場担当者が相談する際には、該当する契約書を開き、相談箇所を特定する必要があります。この手間により両者のコミュニケーションが難渋すると、契約締結の遅れや内容の誤認識といった問題の発生リスクが高まるため、部署間の連携を円滑にする仕組み作りが課題となっています。

こうした課題の解決に向け、今回あらたに「ユーザー閲覧権限機能」と「コミュニケーション機能」をインテリジェント契約チェッカーに追加することで、営業部門と法務部門の連携を強化し、迅速な意思決定を可能としました。また、後日提供を予定している、対応契約書類型への「工事請負契約書」の追加により、契約書もより幅広いチェックが可能になります。

NTT-ATは、インテリジェント契約チェッカーにより、部署間の法務知識の差やコミュニケーションの行き違いによって生じる問題をなくすことで、今後もお客様の契約締結業務の効率化や品質向上、ビジネスの加速を支援してまいります。


1.インテリジェント契約チェッカーについて
インテリジェント契約チェッカーは、法務部門および現場担当者である営業部門等が行う契約書チェックをAIが支援することで、契約書チェックの作業負担軽減と品質向上を図ることができるシステムです。

インテリジェント契約チェッカー: https://www.ntt-at.co.jp/product/ai-document/
[画像1: https://prtimes.jp/i/23654/209/resize/d23654-209-19b7202b5d1e7e4b2621-0.png ]



2.新機能開発の背景
契約書の妥当性をチェックする際には、現場担当者から法務部門、またはその逆のルートで契約書の内容確認をする場合がありますが、両者のコミュニケーションが円滑に行われないと、必要以上に時間がかかり、契約締結を遅らせる原因にもなります。
また、現場・法務部門のいずれにおいても、過去のやり取りが可視化・一元管理されていないと、部署内での担当引き継ぎの際に、契約内容の理解不足に繋がる恐れがあります。
これらのリスクを軽減・回避すべく、今回、インテリジェント契約チェッカーに「ユーザー閲覧権限機能」と「コミュニケーション機能」を追加しました。
担当間のコミュニケーションや引き継ぎを円滑化し、契約に関する意思決定を迅速に行うことができ、上述のリスク対策に加え、契約締結業務のさらなる効率化が可能になります。


3.新機能の概要
 インテリジェント契約チェッカーの新バージョンでは、以下の新機能を提供いたします。

(1)今回追加の新機能
1.ユーザー閲覧権限機能
契約書チェック結果を他のユーザーと共有することが可能です。
これにより、契約書ファイルを開く手間をなくし、契約書の内容を素早く把握することができるため、すぐに相談内容について返答することが可能です。

[画像2: https://prtimes.jp/i/23654/209/resize/d23654-209-c77cc597f8f999d01025-1.png ]


2.コミュニケーション機能
契約書チェック結果画面を見ながら、他のユーザーとコメントのやり取りが可能です。
相談チャネルをシステム内に統合することで、メールを作成する手間や誤送信をなくします。
また、条項を指定してコメントすることで、指定された条項をAIが自動的に表示してくれるため、確認が必要な条項内容がすぐに把握できます。
過去の問い合わせ履歴が一元的に蓄積されるため、契約に関するナレッジ共有が簡易化され、契約経緯の検索や担当間の引き継ぎも効率化されます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/23654/209/resize/d23654-209-5ad2b81be8d122cda229-2.png ]

(2)導入効果

[画像4: https://prtimes.jp/i/23654/209/resize/d23654-209-6360d22e2c662f85bdd9-3.png ]


(3)対応契約書類型の追加(後日提供予定)
これまでポリシーチェック機能でチェックに対応していた契約書類型(請負契約書・準委任契約書・売買契約書・秘密保持契約書)に「工事請負契約書」が追加されます。
さらに既存の対応契約書類型でチェックできるチェック項目も追加されるため、より幅広いチェックが可能になります。


4.提供形態・価格
クラウドサービスでの提供となります。
価格は、契約書の年間取り扱い件数等の条件により異なります。
デモンストレーションをご覧いただける個別オンライン相談会を随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。【https://www.ntt-at.co.jp/inquiry/ai-document/


5.今後の展望
NTT-ATでは、インテリジェント契約チェッカーをより使いやすくしていくために、既存機能の向上や機能追加を行う予定です。
また今後は、高度化・多様化するお客様のビジネス環境にあわせて、インテリジェント契約チェッカーだけでなく、電子署名「DocuSign(R)」や文書管理システム等の関連サービス、およびこれらを最適な形で連携させることができるRPAシェアNo.1の「WinActor(R)」とともに提案することで、ニューノーマル時代において求められるお客様の新たな契約・法務DXを推進し、業務効率化に一層貢献していきます。


※ 本文中に記載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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