医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院がアシストスーツTASK ARを活用した研究発表を実施

プレスリリース発表元企業:株式会社ダイドー

配信日時: 2021-12-07 10:00:00

TASK ARイメージ画像

研究に活用したアシストスーツTASK AR

株式会社ダイドー(本社:大阪府河内長野市、代表取締役社長:追田 尚幸、以下 ダイドー)は、医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院(奈良県北葛城郡上牧町ささゆり台3-2-2)が2021年12月4日に日本支援工学理学療法学会学術大会にて実施した研究発表「頭上ビス打ち作業における外骨格型ロボットスーツ装着による動作及び筋活動量の変化の効果」に対し、建築現場や工場・農作業の現場で活躍する腕上げ作業用アシストスーツTASK ARを提供しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/288948/LL_img_288948_1.png
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本研究は、特に建設労務作業者において発生頻度の高い肩関節障害において、腱板断裂治療後の職場完全復帰率は36%に留まるという社会的課題が報告されているものの、こうした負担軽減に効果を発揮すると思われるアシストスーツが作業時の筋活動、動作パターンにどのような影響を及ぼすのか明らかではないという現状を背景に実施されたものです。

方法としては、アシストスーツTASK AR1.0を活用し、健常成人(男性5名、女性5名)に対し、木製フレームへの40本連続ビス打ち課題を、通常作業・スーツ着用(アシストあり)・スーツ着用(アシストなし)での3試行実施しました。また、筋電計での筋活動量の測定、疲労度の評価等を行っております。

結果として、通常作業とスーツ着用(アシストあり)を比較すると、作業ミス回数平均が2.3本から0.2本と減った他、女性の被験者においては40本完遂できなかった方もいましたが、アシストスーツ着用により40本完遂できる等、作業持久力の向上がみられました。
また、筋活動量については、肩関節挙上にかかわる三角筋中部や上腕二頭筋において最大随意筋力の低下がみられる等し、作業負荷軽減効果が確認できました。

株式会社ダイドーは、アシストスーツの改良開発の他、こうした外部機関との連携により、今後も現場の作業負担軽減に貢献して参ります。

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研究に活用したアシストスーツTASK AR

【本研究発表の実施者について】
医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院
理学療法士 内沢 秀和、生野 公貴


【アシストスーツTASK ARについて】
TASK ARは、自然に腕を持ち上げる機構により、建築現場の天井施工等にみられる“腕を上げ続ける作業”の負担軽減に貢献するアシストスーツです。しっかりとしたアシスト力を有しながらも、電力を動力としない機構であるため、メンテナンスコストがほとんどかからず、時間や場所を選ばずに使用できます。2019年の発売以降、類似品に先行して展開して参りました。


【会社概要】
会社名: 株式会社ダイドー
代表者: 代表取締役社長 追田 尚幸
所在地: 〒586-0037 大阪府河内長野市上原町250-2
設立 : 1985年8月10日
URL : https://daydo.jp/


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