アジュバンス・テクノロジーズが当社の次世代サポニンアジュバントで初の臨床試験結果を発表

プレスリリース発表元企業:Adjuvance Technologies Inc.

配信日時: 2021-08-26 20:52:00

アジュバンス・テクノロジーズが当社の次世代サポニンアジュバントで初の臨床試験結果を発表

試験結果はすべての投与量でTQL-1055の良好な忍容性を証明

(米ネブラスカ州リンカーン)-(ビジネスワイヤ) -- 臨床段階にある非公開のバイオ製薬企業として、感染性疾患治療とがん免疫療法のためのサポニンアジュバント(補強剤)とワクチンの開発を手掛けるアジュバンス・テクノロジーズは、当社のアジュバントTQL-1055を百日咳ワクチンと同時投与した場合、安全性と良好な忍容性を示したと発表しました。この結果は、当社のアジュバントおよびワクチンのポートフォリオに含まれる候補について、初の臨床試験から得たものです。

アジュバンスの最高経営責任者(CEO)であるタイラー・マーティン(M.D.)は、次のように述べています。「サポニンアジュバントの有用性は、用量を制限する忍容性と製造上の困難による制約を受けてきました。当社の半合成分子は、これらの制約を克服するように設計されています。今回の有望な中間結果は、優れた忍容性を損なうことなく、より広範囲の用量で使用できる能力を含め、TQL-1055の潜在力を証明するものです。」

本臨床試験の中間データは、TQL-1055がすべての投与量で一般的に忍容性が良好で、全体的な安全性プロファイルが市販の百日咳ワクチンと同等であることを示しています。被験者からの非自発的報告による有害事象には、軽度から中等度の注射部位反応と、軽度ないし中等度の全身症状が含まれ、その発現頻度は市販されているワクチンと同等でした。重篤有害事象の報告は1件もありませんでした。

進行中の第1相ランダム化二重盲検実薬対照用量漸増試験は、TQL-1055アジュバント添加無細胞百日咳ワクチン(PAVA)の安全性と免疫原性を検討する試験です。18~50歳の健康な成人72人の組み入れを完了しており、TQL-1055を市販の百日咳ワクチンと同時投与して、25~800 mcgまで6段階で投与量を漸増させた場合を評価しています。本試験の主要評価項目は安全性と忍容性です。詳細データはIDWeek 2021にて発表予定です。

百日咳について: 通称の百日咳はヒトからヒトに伝染する呼吸器疾患です。百日咳に対するワクチン接種は生涯を通じて行われており、多くの国ですべての小児と成人に対して推奨されています。米国で報告されている百日咳の年間患者数は1970年代から2010年代にかけて10倍に増加しており、より有効なワクチンおよびワクチン接種法の必要性が明らかとなっています。

TQL-1055について: TQL-1055は、サポニンアジュバントQS-21の合理的に設計された半合成アナログで、忍容性を改善すると同時にQS-21と同様の強力な免疫応答をもたらすように設計されています。アジュバンスは、QS-21の望ましい特性を保持しつつ、幾つかの問題を取り除きました。TQL-1055は半合成分子であり、キラヤ・サポナリアの木の葉や枝に由来する原料から効率的に合成するため、他のサポニンアジュバントの原料よりも豊富に提供できます。TQL-1055は臨床試験で良好な忍容性と強力な免疫応答を示しました。アジュバンス・テクノロジーズは、TQL-1055を基盤に、さまざまなタイプの免疫応答をもたらす新しいコンビネーションアジュバントの設計を行っています。

サポニンアジュバントについて: サポニンアジュバントは強力な免疫刺激剤で、帯状疱疹、マラリア、COVID-19、インフルエンザに対するものを含め、臨床的に進行した感染性疾患を対象とした認可済みワクチンの重要な要素です。またサポニンアジュバントは、がん免疫療法への応用でも研究が行われています。既存のサポニンアジュバントは、臨床における忍容性が不良で製造要件が非効率的なため、限られています。大半のサポニンアジュバントの天然原料はキラヤ・サポナリアの木の樹皮内層から抽出されるため、それきりの採取となります。

アジュバンス・テクノロジーズについて: アジュバンス・テクノロジーズは臨床段階にある非公開のバイオ製薬企業として、アジュバントの設計、ワクチンの開発、製造における根本的なブレークスルーを通じて健康を促進することに専心しています。アジュバンス・テクノロジーズは次世代の専有的アジュバントを、自社ワクチンパイプラインの基盤として、またライセンス提携を通じて他の開発企業向けに、創出・製造しています。百日咳および帯状疱疹に対する当社のワクチン候補は、既存のワクチンと比較して、接種者の体験を改善するとともに疾患に対する同等の防御効果を提供することを目指しています。

当社はネブラスカ州リンカーンに本社を置き、米国国立衛生研究所(NIH)より助成金を受けており、モーニングサイド・ベンチャー・インベストメンツによるシリーズA投資を完了しています。詳細情報についてはwww.adjuvancetechnologies.comをご覧いただき、ツイッターおよびリンクトインで当社をフォローしてください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20210826005439/ja/

連絡先
Investors
Tyler Martin
Chief Executive Officer
+1 402-817-5050Media
Melissa Malhame
mmalhame@adjuvancetechnologies.com
+1 531-530-1287 

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ