教育現場やビジネスシーンで注目!“対話型鑑賞”ファシリテーション講座を開催。(京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター主催)

プレスリリース発表元企業:学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学

配信日時: 2021-06-24 18:07:55

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)アート・コミュニケーション研究センターは、対話を通してアート作品を鑑賞する手法“対話型鑑賞”のファリシテーターを育成する「大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座」を2021年7月10日よりオンライン開講します。



■本件のポイント
・複数人で対話しながらアート作品を鑑賞する取り組み“対話型鑑賞”。
・対話型鑑賞の理論を学びながら、ファシリテーターとしての実践練習が行えるオンライン講座を開講。
・講師や学生スタッフから個別のフィードバックやサポートが受けることができ、ファシリテーターとしてのスキルアップを目指す。
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対話型鑑賞とは

“対話型鑑賞”は対話を通してアート作品を鑑賞する手法です。子どもから大人まで年齢を問わず、美術の専門知識やアート作品に親しんだ経験がなくても、アート作品の鑑賞に興味のある方なら誰でも参加することができます。
現在のような予測困難で複雑な社会を生き抜くため、汎用性のある能力開発や教育の手段として注目も高まっており、現在、学校教育現場やビジネスシーンを中心に加速度的に広がっています。


本講座の特徴

“対話型鑑賞”の急速的な普及により、講座開催者によってその内容や解釈に差異が生じて来ている状況を踏まえ、本講座では、“対話型鑑賞”に対する懐疑的・批判的な評価に応える「対話型鑑賞の背景理論」を学ぶ貴重なカリキュラムを構成しています。なぜこの手法を取るのか、それは何のためなのか、という理論を知ることで、対話型鑑賞の根幹に迫ります。
また、約7か月の開講期間中には、定期的な対話型鑑賞会を企画するほか、オンライン登校日を設け、講師やスタッフから個別のフィードバックやサポートが受けられるなど、対話型鑑賞のファシリテーターとしての実践練習を行うことができます。


講師とスタッフ

本講座の講師である伊達隆洋は心理学が専門分野で、その豊かで深い知見を対話型鑑賞の実践と研究に反映させてきました。アート作品の鑑賞を足がかりにしながら、アートの奥深く深淵な世界に皆様を誘います。
講師に加え、京都芸術大学が開発した対話型鑑賞プログラム「ACOP」を学んだ学生たちがメンタースタッフとして、受講者のファシリテーション習得のサポートをおこないます。ファシリテーションのトレーニングの経験を受講者と分かち合いながら、互いに学び、高めあいます。
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講師 伊達隆洋(だてたかひろ/京都芸術大学 准教授)
2007年より対話型鑑賞の実践と研究に携わる。全国の美術館関係者や教育関係者への研修をはじめ、看護教育や企業での人材研修など、様々な領域で対話型鑑賞を応用した活動を展開している。京都芸術大学アートプロデュース学科学科長。アート・コミュニケーション研究センター研究員を兼任。



大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座
期間:2021/7/10~2022/1/23
オンライン登校日:2021/7/10.11、9/4.5、11/6.7、2022/1/22.23(全て土日)
         − 土曜:13:00~18:00
         − 日曜:10:00~16:00(休憩1時間含む)
開催方法:Zoom(申込者にURLを送付)
対象:全8日間の登校日に全日参加できる方
   登校日以外にもファシリテーションの実践練習を行い、スキルアップに励みたい方
定員:最大25名(多数の場合は先着順)
受講料:12万円(全198日間)
申込方法:Peatixからお申込み(https://acop-facilitation2021.peatix.com)※6/30〆切


オンライン登校日概要
7/10.11 チャプター1:ファシリテーターになるための鑑賞スキル
     対話型鑑賞の基本スキルを養い、「鑑賞する」ことを問い直す。
9/4.5 チャプター2:鑑賞を促すファシリテーションスキル
    ファシリテーションの実践とフィードバックにより、上達のための課題抽出と練習方法を探る。
11/6.7 チャプター3:ファシリテーション上級編~作品鑑賞を深める~
     作品コンセプトの考え方や現代アートの対話型鑑賞について考える。
1/22.23 チャプター4:ファシリテーション上級編~鑑賞型の対話~
     ブラインドトーク・聴く、応答するワークなどワークショップでトレーニングを行う。

京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター https://www.acop.jp
京都芸術大学アートプロデュース学科ではカリキュラムの一環として、2004年から対話型鑑賞プログラム「ACOP(Art Communication Project)」を授業として開講、対話型鑑賞のファシリテーター育成をおこなっています。ACOPは、ニューヨーク近代美術館で開発された鑑賞教育プログラムVTC(Visual Thinking Curriculum)およびVTS(Visual Thinking Strategies)を源流としながら、日本で独自発展を遂げた対話型鑑賞プログラムです。2009年には大学内にアート・コミュニケーション研究センターが設立され、学外に向けたACOPの研修・や普及活動をおこなっています。

講座内容に関するお問い合わせ先:
▼京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター
担当:春日(かすが)・辻口(つじぐち)
メールアドレス:info@acop.jp
電話番号:075-791-9132(月・火:9時~17時、木:9時~13時、金:13時~17時)

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