パラクライミング日本代表の大内秀之選手が「障害が絶望ではない!希望が無いことが絶望である!!」をテーマに講演~大阪国際大学人間科学部

プレスリリース発表元企業:大阪国際大学

配信日時: 2021-06-23 20:05:05







大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)人間科学部スポーツ行動学科では、障がい者にとってのスポーツの必要性・意義・価値を学ぶことを目的に、6月19日、2021年度パラクライミング日本代表の大内秀之選手を招いて、自身の障害や日常生活、スポーツ活動、スポーツ以外の活動についての講演会を実施した。講演の中で同選手は「(障害を理由に)できるかどうかではない。仲間のために自分の役割に全力で挑戦する。人は全力で行う姿に感動する。この中にいる誰もが誰かを感動させる力を持っている」と、障害に負けない力のある言葉を学生に投げかけた。




 本学人間科学部スポーツ行動学科では、(公財)日本障がい者スポーツ協会認定の初級および中級障害者スポーツ指導員の資格を取得できる。
 今回、そのカリキュラムの1つである「障害者スポーツ指導実習I」の授業の中で、スポーツ活動をしている障がい当事者から直接体験談を聞き、ふれあいを通じて多様な価値観を育む機会として、大内秀之選手の講演会を実施した。
 (なお、本講演会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため一部Zoomを利用して実施した)

◆講演会後、同選手へ送った学生のメッセージ(一部)
・今日の講演を聞いて勇気がもらえました。障害があるからといって必ず不幸ではないし、でも大内さんのように誰しもが明るく前向きな方ばかりではないと思います。それでも、大内さんは自分で出来ることややりたいことを見つけ、理想の自分に向かって進み続ける姿に感動しました。
・健常者・障がい者を分けて捉えるのではなく、エンターテイメントを通してどのようにしたら皆が楽しくできるのかを考えながら取り組むことが大切であると学びました。また、夢や目標を叶えることがゴールではなく、あくまでそれが通過点であること、(そして)大切なことは一人一人違っていて当たり前であるという価値観を持つことだと学ぶことができた。
・世界一になるというだけの目標ではなく、世界一になって何をしたいのか、その先に何を求めているのかという考えが私の胸に響き、私も目標を持ちそれに向かって努力したり、周りを幸せにできるような人になりたいと思いました。人は弱い。でも弱いからこそ努力したり支え合ったりできるのだと分かり、少しでも強くなっていくために、これから失敗を恐れず、たくさんのことに挑戦していきたいと思います。


 講演会後、同学科の谷川哲朗講師は「大内さんのように、障害の枠やスポーツの枠を超えて、自分が面白いと思うことを本気で行ってください。今、皆さんはスポーツを本気でやっていますか?勉強を本気で行っていますか?それぞれ振り返ってください。この点は障害の有無に関係ありません。ぜひ皆さんもたくさんの人に感動を与えられる人になってほしいと思います」と話した。

【プロフィール】
大内秀之(一般社団法人フォースタート 理事長)
 1979年生まれ、兵庫県川西市出身。
 生後すぐ、脊髄に悪性腫瘍があることが判明し、摘出手術を受けるも左腎に転移し摘出。2度の大きな手術を経験し、両脚に重い障がいが残りほとんど動かせなくなる。
 大学卒業後に社会福祉士を取得し、現在は、堺市立健康福祉プラザ市民交流センターにて障害者アート活動の支援を行っている。また、全ての人がその存在を認められる社会の実現をめざし「一般社団法人フォースタート」を設立した。
 高校生の頃に車椅子バスケットに出会い、伊丹市のチームに所属。2017年にクライミングを始め、同年初開催されたパラクライミング日本選手権車椅子部門で優勝。その後3年連続で日本一に輝き、2019年フランスで開催された世界選手権では銀メダルを獲得した。そして2021年3月、広島県で開催されたパラクライミング日本選手権大会で見事優勝し、2021年度パラクライミング日本代表選手に選ばれた。

◇関連URL
 <大阪国際大学 人間科学部 スポーツ行動学科>
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(発信元:大阪国際学園法人本部事務局 企画・広報室)


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