英語練習システムを自社で開発 オンライン国際交流事業を開始

プレスリリース発表元企業:HelloWorld株式会社

配信日時: 2021-04-01 08:50:00

名護市教育委員会と連携 ICT活用の新たな教育実践事例に

HelloWorld株式会社(本社:沖縄県沖縄市、CEO:野中光)はこのほど、教育機関向けの英語プレゼンテーション練習システムのプロトタイプを開発しました。3月18日、名護市教育委員会の協力のもと、名護市立名護中学校にてプレゼン練習システムを活用したオンライン国際交流事業を実施。沖縄の中学生とタイの大学生が、自分たちの国の文化などを紹介するプレゼンテーションをしながら、プレゼン練習システムにて英語を学ぶという新しい形の交流を行いました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/68077/11/resize/d68077-11-817562-2.jpg ]


授業は1時間沖縄の中学生とタイの大学生が、英語を共通言語として交流をはかるものです。沖縄の紹介、タイの紹介をそれぞれ考え、英語でプレゼンテーションを実施。最後はクイズを出しながらコミュニケーションをはかりました。
英語でのプレゼンテーション実施前にはHelloWorld開発のプレゼンテーション練習システムのプロトタイプを活用。学生たちは、発話を通して正しい英語を学びながらリアルタイムでコミュニケーションをはかる能動的な姿勢、文法知識などを習得しました。
名護中学校の生徒は「自分が話した内容が文字になって出てくるのはおもしろい」「これで練習したら英語が上達しそう」と学習への手応えを感じている声が聞かれました。教員からも「生徒がコミュニケーションの楽しさを実感していた。評価のための授業ではなく、伝えたいことを伝える交流が実現できた」「自分の英語を何度も言い直して点数をあげていき、トレーニングできるシステムだった。教師の助けにもなる」と期待の声が上がりました。


■新たなICT活用の教育実践事例

[画像2: https://prtimes.jp/i/68077/11/resize/d68077-11-950469-0.jpg ]


HelloWorldは、沖縄県内の中学校英語教師や、英語教育を専門とする大学教授など専門家に監修してもらいながら英語練習システムを開発。英語の4技能「話す・聞く・読む・書く」のうち、「話す」技能の向上の必要性に着目し、パブリックスピーキングを練習する独自システムを開発しました。
現行のプロトタイプは音声認識技術を用いて学生が発話した英語を認識、発音の正確性を指摘し数値化するなど、学生のプレゼン練習をサポートします。
今後はさらに技術改良を重ねて、議論の進行役となるAIファシリテーターを兼ね備えたビデオチャットシステム、パフォーマンス評価をサポートする評価機能などを搭載予定。集団授業で個別のフォローが難しい教員の課題を解決しつつ、参加者の議論を活性化させ、均衡な意見交換を図るシステムに改良していきます。


■教育委員会と連携 今後、沖縄全域へ拡大へ

今回、初の実施となった独自システムを用いたオンライン国際交流は名護市教育委員会の協力のもとに実現。
昨年から、沖縄県内の県立与勝高校、那覇市立松島中学校、県立那覇商業高校で実証実験を行い積み上げたノウハウを結集して実施しました。

GIGAスクール元年とも言われる今年、新たなICT活用事例として示すことができ、今後さらに普及していく予定です。


■停滞する留学や修学旅行、姉妹校交流の打開策に

[画像3: https://prtimes.jp/i/68077/11/resize/d68077-11-701125-3.jpg ]



昨年から猛威をふるう新型コロナウイルスの拡大により、海外への留学や修学旅行、さらには姉妹校交流などもできなくなっているという教育現場の声を聞きます。
HelloWorldでは教育現場の課題とニーズに合わせて独自のシステムを開発しながら、日々の英語学習を「生きた学習」にするために取り組みを続けていきます。
オンライン国際交流と既存サービス「まちなか留学」(https://hello-world.city )を合わせた複合版の異文化体験メニューも開発中です。
学生に新たな国際交流のあり様を示しつつ、英語学習の動機づけとなる仕組みを今後も拡大していく予定です。

PR TIMESプレスリリース詳細へ