バンク・オブ・アメリカ、2013年第2四半期は収益229億ドルに対して純利益は40億ドル、希薄化後1株当たり0.32ドル(A)

プレスリリース発表元企業:Bank of America

配信日時: 2013-07-26 15:33:00

事業の勢いは継続  預金残高は全社的に2012年第2四半期比で4%増加して1兆1000億ドルに
新規の第1リエン・モーゲージは2012年第2四半期比40%増の250億ドル
グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門は、収益、税引前利益率、純利益、資産運用手数料、貸出金残高が過去最大
商業向け貸出金残高は2012年第2四半期比20%増の3810億ドル
世界投資銀行手数料は2012年第2四半期比36%増の16億ドル、投資銀行手数料で世界第2位を維持
利息外費用合計は160億ドルで、2012年第2四半期比10億ドルの減少
信用の質の改善は継続し、純貸倒率は2006年第2四半期以来初めて1%を下回る
資本と流動性は依然として良好 バーゼル1のTier 1普通株主資本比率は10.83%で、前四半期の10.49%を上回る
バーゼル3の推定Tier 1普通株主資本比率は9.60%で、前四半期の9.52%を上回るB
長期債務は、満期到来と負債管理活動により前年同期比で390億ドル減少
親会社の流動性は依然として良好で、所要資金確保期間(time-to-required funding)は32カ月


(米ノースカロライナ州シャーロット)- (ビジネスワイヤ) -- バンク・オブ・アメリカ・コーポレーション(NYSE: BAC)は本日、2013年第2四半期の純利益が63%増加して40億ドルになったと発表しました。2012年第2四半期は25億ドルでした。希薄化後1株当たり利益は0.32ドルに増加しました(2012年第2四半期は0.19ドル)。完全課税対象(FTE)ベースAによる支払利息控除後収益は、前年同期の222億ドルから3%増加して229億ドルになりました。

2013年第2四半期の業績では、純利息利益、投資および仲介利益、投資銀行手数料、セールスおよびトレーディング収益、株式投資利益、信用の質が前年比で改善したことと費用の削減が大きな効果を上げました。これらの項目は、債務管理活動に関する前年の利益がなかったこととモーゲージ・バンキング利益が減少したことにより、部分的に相殺されました。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社は、お客さまやクライアントとのビジネスを増加させており、あらゆる顧客グループで勢いが増しています。改善の継続は必要ですが、消費者の回復と企業の活況の中で当社の今後の機会は豊富です。」

ブルース・トンプソン最高財務責任者(CFO)は、次のように語っています。「年初には、収益の安定、バランスシートの強化、費用の管理という3点を重視するとお話ししました。そのすべてが、当四半期に実現しています。収益は3%増加し、金利の上昇が債券資産に悪影響を与えましたが、自己資本比率の改善は継続しました。また、延滞モーゲージローンのサービシングに関する費用は当社の当初の予想よりも速いペースで減少しました。」

財務概要       四半期 (単位は百万ドル、ただし1株当たりデータを除く)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

純利息利益、FTEベース1 $ 10,771       $ 10,875       $ 9,782 利息外利益 12,178 12,533 12,420 支払利息控除後総収益、FTEベース 22,949 23,408 22,202 貸倒引当金繰入額 1,211 1,713 1,773 利息外費用 16,018 19,500 17,048 純利益 $ 4,012 $ 1,483 $ 2,463 希薄化後普通株式1株当たり利益   $ 0.32         $ 0.10         $ 0.19 1 完全課税対象(FTE)ベースは、非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。2013年6月30日、2013年3月31日、2012年6月30日締め四半期のGAAPベースの純利息利益は、それぞれ105億ドル、107億ドル、95億ドルでした。2013年6月30日、2013年3月31日、2012年6月30日締め四半期のGAAPベースの支払利息控除後総収益は、それぞれ227億ドル、232億ドル、220億ドルでした。

支払利息を除いた収益(FTEベース)Aは2012年第2四半期比で7億4700万ドル(3%)増加して229億ドルになりました。純利息利益の増加が主要因です。

2013年第2四半期の純利息利益はFTEベースで総額108億ドルでした(2013年第1四半期は109億ドル、2012年第2四半期は98億ドル)A。前年同期比での改善は、好ましい市場関連の影響が8億5000万ドルに達したことが大きな要因となりました。プレミアム償却とヘッジ非効果の減少、長期債務残高の継続的減少、預金に対する支払金利の低下、商業向け貸出金残高の増加が奏功しましたが、個人向け貸出金残高の減少と資産利回りの減少によって部分的に相殺されました。2013年第2四半期の純利息利益率は2.44%でした(2013年第1四半期は2.43%、2012年第2四半期は2.21%)。

利息外利益は前年同期比で2億4200万ドル減少しました。投資銀行手数料、株式投資利益、投資および仲介利益は増加しましたが、前年同期には負債管理活動に関係する利益が含まれていたことによってその他の利益が減少したこととモーゲージ・バンキング利益が減少したことがそれ以上に影響しました。

利息外費用は前年同期比で10億ドル減少して160億ドルになりました。その主要因は、訴訟費用の減少、レガシー・アセット・サービシング(LAS)での費用の減少、プロセスの合理化と費用節減の達成を当社が継続していることによる人件費の減少でした。

以前バンク・オブ・アメリカは、2013年末までに訴訟費用を除くLASの利息外費用が四半期当たり21億ドルに減少することが予想され、モーゲージローンの60日以上の延滞件数が40万件に減少するだろうと述べました。2013年上半期の進捗に基づき、当社は現在、2013年第4四半期までに訴訟費用を除くLASの利息外費用が20億ドルを下回り、モーゲージローンの60日以上の延滞件数が37万5000件未満に減少すると予想しています。

2013年第2四半期の訴訟費用は4億7100万ドルでした。これに対して2013年第1四半期は22億ドル、2012年第2四半期は9億6300万ドルでした。

2013年第2四半期の支払法人所得税は55億ドルの税引き前利益に対して15億ドルで、実効税率は27%でした。これに対して前年同期は31億ドルの税引前利益に対して支払法人所得税は6億8400万ドルであり、実効税率は22%でした。

2013年6月30日現在のフルタイム従業員は25万7158人で、2013年3月31日現在の26万2812人、2012年6月30日現在の27万5460人を下回っています。

事業部門別業績

当社の業績は、5つの事業部門別に報告しています。コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング(CBB)部門、コンシューマー・リアルエステート・サービシズ(CRES)部門、グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント(GWIM)部門、グローバル・バンキング部門、グローバル・マーケッツ部門です。これら以外の事業は「その他すべて」に計上しています。

特記されていない限り、FTEベースの事業部門別収益は支払利息控除後の数字です。

コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門(CBB)1   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

  2013年
3月31日締め

  2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース $ 7,434   $ 7,412   $ 7,495 貸倒引当金繰入額 967 952 1,157 利息外費用 4,183 4,170 4,420 純利益 $ 1,392 $ 1,439 $ 1,208 平均配賦資本利益率2, 3 18.64 % 19.48 % — 平均経済資本利益率2, 3 — — 20.46 % 平均貸出金残高 $ 163,593 $ 165,845 $ 173,565 平均預金残高 522,259 502,508 474,328 期末 仲介資産   $ 84,182     $ 82,616     $ 72,226   1 個人向けディーラー金融サービス(DFS)の結果は以前はグローバル・バンキング部門で報告されていましたが、2013年第2四半期にCBBに移動され、当期間の表示に準拠させるために以前の期間についても分類変更されています。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

平均預金残高は5223億ドルとなり、前年同期比で479億ドル(10%)増加しました。この増加は、低金利環境で流動性の高い商品が成長したことと、主としてグローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門からの預金の移動によって平均180億ドルの影響があったことが原因です。2013年第2四半期の預金に対する平均支払金利は、前年同期比で7ベーシスポイント低下しました。これは規律ある価格設定と預金構成の変化によるものです。 モバイル・バンキングの顧客数は前年同期比で28%増加して1320万顧客となり、当四半期にはモバイル小切手預金を通じて1170万枚の小切手が預金されました。これは、顧客体験の強化への継続的取り組みを反映しています。 米国の消費者によるクレジットカードでの小売店支出額は、休眠口座を除く1口座当たりで2012年第2四半期から9%増加しました。 メリル・エッジ仲介資産は前年同期比で17%増加して842億ドルとなりました。これは口座への資金流入と市場の成長が原因です。 小企業新規融資および融資確約は、前年同期比で24%増加して28億ドルになりました。 当社の金融ソリューション・アドバイザー、モーゲージローン担当者、小企業担当銀行員による専門営業チームは2013年第2四半期に拡大し、スペシャリストの人数は前年同期比21%増の6800人以上になりました。これは、顧客との関係を深める当社の継続的取り組みの結果です。 財務概要

コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門の純利益は14億ドルとなり、前年同期比で1億8400万ドル(15%)増加しました。純利息利益の増加、貸倒引当金繰入額の減少、利息外費用の減少が原因ですが、利息外利益の減少によって部分的に相殺されています。

純利息利益は50億ドルとなり、前年同期比で1億5600万ドル増加しました。これは資産負債管理(ALM)活動の増加が原因ですが、継続的低金利環境の預金スプレッドへの影響と平均貸出金残高の減少によって部分的に相殺されています。利息外利益は、消費者保護商品からの撤退を主要因とするカード利益の減少により、2億1700万ドル減少しました。

貸倒引当金繰入額は、前年同期比で1億9000万ドル減少して9億6700万ドルになりました。消費者関連事業資産の動向の継続的改善が原因です。利息外費用は前年同期比で2億3700万ドル減少して42億ドルとなりました。これは主として訴訟費用の減少と営業費用の減少が原因です。

コンシューマー・リアルエステート・サービシズ部門(CRES)     四半期 (単位:百万ドル)     2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース $ 2,115       $ 2,312       $ 2,529 貸倒引当金繰入額 291 335 187 利息外費用 3,394 5,406 3,524 純損失 $ (937 ) $ (2,157 ) $ (744 ) 平均貸出金およびリース金融 90,114 92,963 105,507 期末 貸出金およびリース金融     $ 89,257         $ 90,971         $ 104,079   事業概要

2013年第2四半期にバンク・オブ・アメリカは住宅ローンおよびホームエクイティローンとして268億ドルの資金を供給しました。2013年第1四半期比では7%の増加、2012年第2四半期比では41%の増加です。 住宅資金の供給は、既存モーゲージの借換または当社リテール販路を通じた住宅購入により11万2000人以上の住宅購入をお手伝いしました。これには、4600件を超える初回住宅購入者モーゲージと4万件を超える中低所得者向けモーゲージが含まれます。 LASがサービシングを行う第1順位モーゲージローンの60日以上の延滞件数は、2013年第2四半期中に26%減少して49万2000件になりました(2013年第1四半期末は66万7000件、2012年第2四半期末の106万件からは54%の減少)。 財務概要

2013年第2四半期のコンシューマー・リアルエステート・サービシズ部門は、9億3700万ドルの純損失となりました。2012年の同期は7億4400万ドルの純損失でした。収益は2012年第2四半期比で4億1400万ドル減少し、21億ドルになりました。利息外利益は14億ドルとなり、前年同期比で4億ドル減少しました。サービシング事業資産の規模が縮小したことでサービシング利益が減少したことが主要因です。2013年第2四半期の中核的新規貸付収益は8億6000万ドルとなり、前年同期の9億200万ドルから減少しました。新規貸付の増加が利益率の低下によって打ち消されたことが原因です。この減少は、延滞が解消されたローンの売却による収益が増加したことで部分的に相殺されています。

扱った第1順位モーゲージの約83%は借換目的のもので、17%は住宅購入でした。2013年第2四半期の表明・保証引当金は1億9700万ドルでした。これに対して2012年第2四半期は3億9500万ドルでした。

貸倒引当金繰入額は、前年同期と比べて改善ペースが鈍化したことから1億400万ドル増の2億9100万ドルになりました。2012年第2四半期の利息外費用は35億ドルから34億ドルに減少しました。LAS費用の減少が原因ですが、住宅ローンの費用の増加によって部分的に相殺されています。LAS費用の減少は債務不履行関係のスタッフとベンダーの規模を継続的に適正化したことが原因であり、住宅ローン費用の増加は主としてローン数量の増加が原因です。

グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門(GWIM)   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース $ 4,499       $ 4,421       $ 4,094 貸倒引当金繰入額 (15 ) 22 47 利息外費用 3,272 3,253 3,177 純利益 $ 758 $ 720 $ 548 平均配賦資本利益率1, 2 30.57 % 29.38 % — 平均経済資本利益率1, 2 — — 31.76 % 平均貸出金およびリース金融 $ 109,589 $ 106,082 $ 98,964 平均預金残高 235,344 253,413 238,540 期末(単位:十億ドル) 運用資産 $ 743.6 $ 745.3 $ 667.5 顧客預かり残高合計3   2,215.1         2,231.7         2,066.6   1 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

2 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 顧客預かり残高合計は、運用資産、受託資産、顧客仲介資産、顧客預金、およびローンとして定義されています(信用取引融資を含む)。

事業概要

収益、税引き前利益率、純利益、資産運用手数料、貸出金残高が四半期で過去最高を記録しました。 顧客預かり残高は前年同期比で8%増加して2兆2200億ドルになりました(コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門に移動した残高を除く)。 資産運用手数料は17億ドルに増加し、前年同期を10%上回りました。 長期運用資産(AUM)のフローは前年同期比で2倍以上増加して77億ドルとなり、16四半期連続での流入超となりました。 期末貸出金残高は前年同期比で1118億ドルに増加し、前年同期を11%上回りました。 期末預金残高は前年同期比で23億ドル減少して2350億ドルになりました。コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門への移動が純額170億ドルになったことで150億ドルの預金の増加が相殺されました。 財務概要

グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門の純利益は、2012年第2四半期比で38%増加して7億5800万ドルになりました。2013年第2四半期の税引前利益率は過去最高の28%となり、前年同期の21%から上昇しています。

収益は前年同期比で10%増加して45億ドルとなりました。市場価格の上昇と長期運用資産への流入に関係した資産運用手数料の増加、取引収益の増加、純利息利益の増加が主要因です。

貸倒引当金繰入額は、信用の質の改善を主要因として前年同期比で6200万ドル減少し、1500万ドルの戻入になりました。利息外費用は3%増の33億ドルでした。取扱高に関連する費用が増加したことが原因ですが、人件費の減少によって部分的に相殺されています。

顧客預かり残高は前年同期比で8%増加して2兆2200億ドルになりました(コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門に移動した残高を除く)。市場価格の上昇と長期運用資産、預金、貸出金における顧客の活動を主要因として流入超となったことが反映されています。運用資産は2012年第2四半期比で762億ドル(11%)増加して7436億ドルになりました。長期運用資産への流入と市場の影響が主要因です。

グローバル・バンキング部門1   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース $ 4,139       $ 4,030       $ 3,908 貸倒引当金繰入額 163 149 (152 ) 利息外費用 1,859 1,837 1,967 純利益 $ 1,291 $ 1,284 $ 1,318 平均配賦資本利益率2, 3 22.52 % 22.65 % — 平均経済資本利益率2, 3 — — 27.24 % 平均貸出金およびリース金融 $ 255,674 $ 244,068 $ 219,504 平均預金残高   227,668         222,120         213,862   1 個人向けディーラー金融サービス(DFS)の結果は以前はグローバル・バンキング部門で報告されていましたが、2013年第2四半期にCBBに移動され、当期間の表示に準拠させるために以前の期間についても分類変更されています。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

ディーロジックによれば、バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BAML)は2013年第2四半期の世界純投資銀行手数料で7.4%の市場シェアを獲得し、第2位を維持しました。ディーロジックによれば、第2四半期にBAMLはハイイールド社債、レバレッジド・ローン、投資適格社債、資産担保証券、モーゲージ担保証券、シンジケート・ローンでも世界の金融機関の上位3位にランクされました。 平均貸出金およびリース金融残高は前年同期比で362億ドル(16%)増加して2557億ドルになりました。前四半期比では116億ドル(5%)の増加です。商業・工業向け事業資産と商業不動産関連事業資産を中心に成長が見られました。海外平均貸出金は、全地域での増加により前年同期比で29%増加しました。 平均預金残高は前年同期比で138億ドル(6%)増加して2277億ドルになりました。海外フランチャイズの好調を反映して前年同期比22%増となった海外預金の拡大が原因です。 財務概要

2013年第2四半期のグローバル・バンキング部門の純利益は13億ドルとなり、前年同期比でほぼ横ばいとなりました。収益の増加と利息外費用の減少が貸倒引当金繰入額の増加によって相殺されました。収益は2012年第2四半期比で2億3100万ドル(6%)増の41億ドルとなりました。投資銀行手数料の増加と貸出金の増加による純利息利益の増加が原因です。

自社主導ディールを除く全社の投資銀行手数料は、前年同期比で36%増加して16億ドルになりました。債券と株式の引受手数料の好調が主要因です。グローバル・バンキング部門の自社主導ディールを除く投資銀行手数料は24%増加して7億8500万ドルになりました(前年同期は6億3300万ドル)。

グローバル・コーポレート・バンキング部門の収益は16億ドルで、グローバル・コマーシャル・バンキング部門の収益は18億ドルでした。前年同期比では、それぞれ9100万ドル、1億4000万ドルの増加となりました。企業向け貸出の収益は19億ドルで、トレジャリー・サービシズの収益は14億ドルでした。前年同期比では、それぞれ1億6000万ドル、7100万ドルの増加となりました。

貸倒引当金繰入額は前年同期比で3億1500万ドル増加して1億6300万ドルになりました。商業向け貸出金の増加が原因です。前年同期は貸倒償却額が繰入額を上回っていましたので、引当金は2億7200万ドルの純減となりました。利息外費用は前年同期比で5%減少して19億ドルとなりました。その主要因は人員関連費用の減少です。

グローバル・マーケッツ部門   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース $ 4,189       $ 4,869       $ 3,578 支払利息控除後総収益、FTEベース、DVAを除く1 4,151 4,924 3,734 貸倒引当金繰入額 (16 ) 5 (1 ) 利息外費用 2,769 3,073 2,855 純利益 $ 959 $ 1,169 $ 497 純利益、DVAを除く1 935 1,204 595 平均配賦資本利益率2, 3 12.85 % 15.83 % — 平均経済資本利益率2, 3 — — 15.10 % 総平均資産   $ 653,116         $ 667,265         $ 596,861   1 支払利息控除後総収益(FTEベース、DVAを除く)と純利益(DVAを除く)は、非GAAP財務指標です。2013年6月30日、2013年3月31日、2012年6月30日締め四半期のDVA利益(損失)は、それぞれ3800万ドル、(5500万ドル)、(1億5600万ドル)でした。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

DVADを除いたエクイティ事業の収益は2012年第2四半期比で53%増加し、2011年第1四半期以来で最高となりました。これは市場シェアの拡大とトレーディング成績の改善が主要因です。 DVACを除いた海外収益は世界の収益の43%に増加しました(前年同期は34%)。 財務概要

2013年第2四半期のグローバル・マーケッツ部門の純利益は前年同期比でほぼ倍増して9億5900万ドルとなりました(前年同期は4億9700万ドル)。DVACを除けば、2013年第2四半期の純利益は9億3500万ドルでした(前年同期は5億9500万ドル)。

グローバル・マーケッツ部門の収益は、前年同期比で6億1100万ドル(17%)増加して42億ドルになりました。DVACを除けば、収益は4億1700万ドル(11%)増加して42億ドルになりました。エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益の増加と債券および株式発行の増加が主要因です。DVA利益は3800万ドルでした(前年同期は1億5600万ドルの損失)。

2013年第2四半期の債券・通貨・コモディティー事業のセールスおよびトレーディング収益(DVAE損失を除く)は23億ドルとなり、前年同期の2億9600万ドルを下回りました。米連邦準備制度理事会の6月の政策発表に関する市場の懸念を原因として債券資産が下落したことで四半期末に向けてトレーディング環境が厳しくなったことが原因です。エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益はDVADを除けば12億ドルで、前年同期比で4億1400万ドル(53%)増加しました。市場シェアの拡大とトレーディング成績の改善が原因です。

利息外費用は、営業費用の減少を主な要因として前年同期比で8600万ドル減少し、28億ドルになりました。

その他すべて1   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

支払利息控除後総収益、FTEベース2 $ 573       $ 364       $ 598 貸倒引当金繰入額 (179 ) 250 535 利息外費用 541 1,761 1,105 純利益(損失) $ 549 $ (972 ) $ (364 ) 総平均貸出金   238,910         244,557         263,649   1 その他すべてには、ALM活動、エクイティ投資、海外消費者カード事業、流動化事業などが含まれます。ALM活動は、ホールローン住宅モーゲージ事業資産および投資証券、金利および為替リスク管理活動を包括し、純利息利益配賦の残余、仕組み債関連債務の損益、特定の配賦手法および会計ヘッジの無効性の影響を含みます。エクイティ投資には、グローバル・プリンシパル・インベストメンツ(GPI)、戦略的投資、その他の特定の投資が含まれます。その他には、CRESのレガシー・アセット・サービシングが管理する特定の住宅モーゲージローンも含まれています。

2 収益には、2013年6月30日、2013年3月31日、2012年6月30日締め四半期のエクイティ投資利益(損失)としてそれぞれ5億7600万ドル、5億2000万ドル、(3600万ドル)、2013年6月30日、2013年3月31日、2012年6月30日締め四半期の債券売却による利益としてそれぞれ4億5200万ドル、6700万ドル、3億5400万ドルが含まれています。

2013年第2四半期のその他すべての純利益は5億4900万ドルで、前年同期は3億6400万ドルの純損失でした。この増加は、主として貸倒引当金繰入額の減少、エクイティ投資利益の増加、利息外費用の減少が原因です。これらの項目は、前年同期に債務管理活動に関する利益が5億500万ドルあったことで部分的に相殺されました。

2013年第2四半期の貸倒引当金繰入額は前年同期比で7億1400万ドル減少して1億7900万ドルの戻入となりました。これは、事業資産の動向の継続的改善と住宅モーゲージ関連事業資産での住宅価格の上昇が主要因です。利息外費用は、訴訟費用と人件費の減少により5億6400万ドル減少し、5億4100万ドルとなりました。

信用の質   四半期 (単位:百万ドル)   2013年
6月30日締め

      2013年
3月31日締め

      2012年
6月30日締め

貸倒引当金繰入額 $ 1,211       $ 1,713       $ 1,773 純貸倒償却額1 2,111 2,517 3,626 純貸倒償却比率1, 2 0.94 % 1.14 % 1.64 % 純貸倒償却比率、PCIローン事業資産を除く2, 3 0.97 1.18 1.69 純貸倒償却比率、PCI除却を含む2, 3 1.07 1.52 n/a 期末 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産 $ 21,280 $ 22,842 $ 25,377 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率3 2.33 % 2.53 % 2.87 % 貸出金およびリース金融貸倒引当金 $ 21,235 $ 22,441 $ 30,288 貸出金およびリース金融貸倒引当比率4   2.33 %       2.49 %       3.43 % 1 2013年6月30日、2013年3月31日締め四半期の3億1300万ドル、8億3900万ドルのPCIローン除却を除きます。2012年6月30日締め四半期にはPCIローンの除却はありませんでした。

2 純貸倒償却比率は、純貸倒償却額を貸出金およびリース金融の期中平均残高で除して計算した割合です。四半期の結果は年間換算されています。

3 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率は、貸出金・リース金融不良債権および清算不動産を期末貸出金・リース金融および清算不動産残高で除して計算しています。

4 貸出金およびリース金融貸倒引当比率は、貸出金およびリース金融貸倒引当金を期末貸出金およびリース金融残高で除して計算しています。

n/a=該当なし

注:各比率には、公正価値オプションに基づいて計測した貸出金を含んでいません。

2013年第2四半期は信用の質の改善が継続し、前年同期比で純貸倒償却額はほぼすべての主要な事業資産にわたって減少し、貸倒引当金繰入額は、2013年第1四半期比でも前年同期比でも大きく減少しました。完全保険対象ローンを除く30日以上の延滞貸出金の件数はすべての主要な消費者関連事業資産で減少し、米国のクレジットカード関連事業資産では過去最低水準に達しました。さらに、引当対象懸念残高と貸出金・リース金融不良債権および清算不動産も継続的に減少し、前年同期比で27%、16%の減少となりました。2013年第2四半期の純貸倒償却額は21億ドルで、2013年第1四半期比で25億ドル、2012年第2四半期比で36億ドルの減少となりました。延滞やその他の指標の改善傾向から、2013年第3四半期の純貸倒償却額は20億ドルを下回ると予想しています。

貸倒引当金繰入額は12億ドルとなり、2013年第1四半期を5億200万ドル下回り、2012年第2四半期を5億6200万ドル下回りました。この2013年第2四半期の貸倒引当金繰入額は純貸倒償却額よりも9億ドル少なく、貸倒引当金は減少しました。これには、住宅価格見通しの改善を主要因とするPCI事業資産での2億5200万ドルの戻入が含まれています。その他の減少は、住宅価格の上昇と継続的な事業資産の改善を主要因とする非PCI個人不動産関連事業資産の改善が要因となっているほか、個人向け貸出事業資産全体で返済延滞の水準が低下していることも原因です。

2013年第2四半期の貸出金およびリース金融貸倒引当金の年間換算純貸倒償却カバレッジレシオは2.51倍でした。これに対して2013年第1四半期は2.20倍、2012年第2四半期は2.08倍でした。この上昇は、上述した純貸倒償却額の改善が原因です。引当金対年間換算純貸倒償却カバレッジレシオは、PCIを除けば、上述の各期間についてそれぞれ2.04倍、1.76倍、1.46倍でした。

2013年6月30日現在の貸出金・リース金融不良債権および清算不動産は213億ドルとなりました。これは、2013年3月31日現在の228億ドル、2012年6月30日現在の254億ドルと比較して減少しています。

資本・流動性管理 (1株当たりデータを除き、金額は百万ドル)   2013年
6月30日現在

      2013年
3月31日現在

      2012年
6月30日現在

株主資本合計   $ 231,032       $ 237,293       $ 235,975 Tier 1普通株主資本 139,519 136,119 134,082 Tier 1普通株主資本比率(市場リスク最終規則を含む)2 10.83 % 10.49 % n/a 有形普通株主資本比率1 6.98 6.88

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ