こまつ座『父と暮せば』『母と暮せば』連続上演 出演者決定

プレスリリース発表元企業:株式会社こまつ座

配信日時: 2020-11-27 21:14:07

2021年5月『父と暮せば』山崎一・伊勢佳世、7月『母と暮せば』富田靖子・松下洸平による連続上演が決定

霜秋の候、行く秋が惜しまれる日々ですが、皆様にはいよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃から格別のご厚情を賜り、心より感謝いたしております。私どもこまつ座の舞台公演に際しご関心をお寄せいただき、いつも素晴らしい取材をして頂きましてありがとうございます。
いよいよ核兵器禁止条約が発効される2021年、新型コロナウィルスで延期されていた会議を広島と長崎で!というような世論も起き、核兵器を取り囲む動きはますます盛んになると推測されます。その年に、私共はこまつ座「戦後“命”の三部作」でもあります『父と暮せば』『母と暮せば』を連続して上演いたします。公演期間中には、公演に関係するゲストの方をお迎えして平和や命についてのアフタートークショーの開催も予定しており、連続上演に向けてスタートを切りました。(トークショーご登壇者のゲストの皆様は順次発表してまいります。)
今届けられる声なき声の小さな物語であるこの二作品連続上演に際し、何卒皆さまのご取材をご検討していただきたくお願い申し上げます。



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『あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたものだ』 
――井上ひさし

昭和23年の夏。「ヒロシマ」と「ナガサキ」を舞台に、父と娘、母と息子の2つの物語が繰り広げられる。
生まれ育った環境も境遇もまったく違う二組の親子は、あの忌まわしい日を境に、永遠に分かたれてしまった。
あれから3年、静寂を破るように、死んだはずの父が、息子が還ってきて、遺された最愛の人に語り掛ける。


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『父と暮せば』は、演出家にこの作品により第2回読売演劇大賞作品賞優秀演出家賞受賞、2020年紫綬褒章を受章した鵜山仁。父・竹造役に前回2018年公演の演技にて第26回読売演劇大賞 優秀男優賞受賞し、物語に色を添える幅広い役柄を演じ続ける山崎一。娘・美津江役に井上ひさし作品では『マンザナ、わが町』『紙屋町さくらホテル』に出演し、どんな役にも自然体に染まる伊勢佳世。

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『母と暮せば』は、2018年の初演に引き続き、演出家に第26回読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞ダブル受賞の栗山民也。母・伸子役に栗山氏も絶大な信頼を置く情感豊かな演技力の富田靖子。息子・浩二役に前回公演の演技にて第26回読売演劇大賞 優秀男優賞・杉村春子賞・平成30年度(第73回)文化庁芸術祭演劇部門関東参加公演の部新人賞のトリプル受賞を果たし、素朴な演技の中にも深みのある実力を放つ松下洸平。

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2019年に再々演でやっと沖縄でも上演された「戦後“命”の三部作」第二弾『木の上の軍隊』に続き、生き残った私たちそれぞれが次世代に平和の尊さを伝えるための旗印として、両作品が多くの方の目にとどまれるよう、是非、ご取材をご検討くださいますようお願い申し上げます。

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