SNSで話題の『青空ゼリー』が大人気 コロナ禍でゼラチンの売上好調継続 ゼライス社の家庭用ゼラチンが前年比1.6倍に

プレスリリース発表元企業:ゼライス株式会社

配信日時: 2020-10-06 10:00:00



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コロナ禍の猛暑を経てゼリーの材料となるゼラチンが売上をのばしています。自粛期間中に自宅でお菓子作りを始める人が増え、小麦粉やホイップクリームと同様に、ゼラチンもスーパーの棚から消えました。家庭用ゼラチンのパイオニア、ゼライス株式会社(本社/宮城県多賀城市栄4-4-1)代表取締役、稲井謙一社長は、「今年の4~7月期は、家庭用ゼラチンの売上が急速に伸びました。家庭で作るゼラチンスイーツブームは、プリン人気等も背景に秋以降も継続しています」と語ります。

「青空ゼリー」がネットで話題、ブームの発端に

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家庭で作るゼリーの火付け役となったのは「青空ゼリー」です。さわやかな空色のゼリーに、雲をイメージしたホイップクリームやバニラアイスを散らせた、夏にピッタリなゼリーとして注目を集めました。短い夏休みのお楽しみアイテムとして、子どもがいる家庭を中心にブームになりました。青い色はかき氷のシロップ(ブルーハワイ)、サイダー、食用色素の青などから作ります。真夏の空をそのままをスイーツとして表現した「青空ゼリー」はネットで話題となり、瞬く間に広がりました。「涼しげ青空ゼリーの作り方」としてテレビでも紹介されました。ゼラチンで作る場合は火を使うことがなく、子どもも楽しめるスイーツ、インスタ映えするスイーツとして人気を集めています。

世界的に市場が拡大するゼラチン
 「ゼラチンの世界的な市場規模は、右肩上がりに成長しています。今後も期待が持たれ、アジア・新興国での生活水準の向上に伴う需要、さらに医療、健康分野が注目されています。純粋な動物性たんぱく質であるゼラチンは、その物理的、化学的性質から、食用、医薬用、写真用、工業用など広範囲に活用されています」と稲井社長。
 ゼラチンの最も古い用途は、工業用だそうです。そのルーツは古代エジプトにまでさかのぼります。当時のゼラチンは、現在の食用よりも精製度が低く、“ニカワ”と呼ばれていました。主な用途は接着剤で、化学接着剤が発明されるまで様々な分野で広く利用されていたそうです。
「近年では、ゼラチンが動物由来のコラーゲンであることから、美容・健康食品の分野で注目されています。特にゼラチンを、タンパク質分解酵素などを用いてより小さなペプチドにした、コラーゲンペプチドの市場が注目されています」
 日本ゼラチン・コラーゲン工業組合(GMJ)の発表によると、国内のコラーゲンペプチドの需要は堅調に推移し、3年連続で増加しています。

家庭用デザートゼラチンの売上が急成長

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「当社はゼラチン素材事業として、食用の他に医療用、写真用、工業用製品も展
していますが、家庭用のデザートゼラチンの売上がめざましく、前年比163%
(4~7月)と大幅に増加しました。昨年までは食用のゼラチンの売上は横ばいでしたが、今年は急上昇しました」と稲井社長。
 『ゼライス ゼラチンパウダー』は、自粛期間中にスーパーの棚から消え、入手困難な時期もありましたが、夏に入ってからは手に入るようになりました。      

舌の温度で溶けるゼライスのゼラチン
寒天など他のゼリー材料に比べ、ゼラチンが選ばれている理由の1つに、調理の手軽さがあります。他の材料は火にかけて煮るなどひと手間が必要ですが、ゼラチンはお湯と混ぜるだけで、手軽に使うことができます。また、固まっても透明で見栄えがよく、スイーツだけでなくジュレやソースとして料理にも使えます。ゼラチンの特徴は、他の材料に比べて口当たりが良くなめらかなところですが、特にゼライスにはこだわりがあります。
「良質の豚由来のコラーゲンを原料とし、他にはない品質の良さをお届けしています。ゼライスのゼラチンを消費者の皆様に選んでいただいている理由の1つに、舌の温度で溶けるという口溶けの良さがあります」と稲井社長。

震災で消えた「ゼリーの街仙台」構想が再始動 

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 ゼライス株式会社の本社は、東北の拠点である仙台に近い多賀城市にあります。
「2007年、総務省家計調査で仙台市のゼリーの消費量が全国で1位となりました。これは地元ゼラチンメーカーとして見逃せないと、仙台市や観光協会、ホテルなどに呼びかけ、2010年に“ゼリーの街仙台推進協議会“を設立しました。7月14日の”ゼリーの日“には、ゼリーメニューコンテストを行い、優勝した”きらきら七夕ゼリー“は、その年の”仙台七夕まつり“で特別販売されました」と稲井社長。
 ところが、翌年の東日本大震災でゼライス本社工場が被災し、企画はすべて止まってしまいました。稲井社長の想いは、その後も留まらず、7年後に再始動することとなりました。
「2018年、仙台の百貨店藤崎と仙台白百合女子大とともに開発した、地元のフルーツを使ったゼリーを発売しました。藤崎の中元商戦では、特集ページにおいて3年連続最多の販売個数をあげました」
「ゼリーの街」を冠するオリジナル商品の発売は、稲井社長の悲願でした。
「今年は新たにフォトコンテストの開催をゼリーの日に発表し、スイーツやお惣菜など、ゼライス商品を使用した写真を募集し好評をいただきました。構想から10年、新たな企画も進めて行く予定です」と稲井社長は抱負を語ります。

戦国武将、伊達政宗にちなんだゼリーを発信

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 わが国では実は古くからゼラチンを食していました。魚や肉のコラーゲン質が冷えて固まった煮凝りは、戦国時代から食べられていたそうです。戦うための体づくりに、必要だったのかもしれません。東北を代表する戦国武将、伊達政宗も食べていたかもしれません。
「伊達政宗が治めていた茨城県龍ヶ崎市のトマトなどを使った『伊達62万石シリーズ』と銘打ってゼリーを発売したいと考えています」と稲井社長は語ります。

健康づくりにも欠かせないコラーゲンたっぷりのゼラチン
 ここ数カ月のゼリーブームは自粛生活が大きいと考えられていますが、ここ数年じわじわとゼラチンの人気が高まっていました。その理由は材料にあります。
「ゼラチンは消化吸収の良い動物性たんぱく質で、アミノ酸供給源として栄養価が高いことが知られています。ゼライスは良質な豚コラーゲンを使用し、安全性にこだわっています」と稲井社長。
 健康と美容に役立つゼラチンの市場は、今後も成長してく業界として注目されています。

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