マーケットエンタープライズ、静岡県島田市が廃棄物の増加するシーズンを前に不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年3月27日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新施策導入によるリユース意識醸成へ

 静岡県島田市(市長:染谷 絹代)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年3月27日(水)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、島田市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 島田市では、ごみ減量・リユースの促進を目的に、古着やカーテンなど古布類の拠点回収を実施し、毎年約60トンの古布を回収している。しかしながら、古布類も含め、まだまだ活用できるものが、ごみとして廃棄されており、更なるリユース促進につながる施策導入の可能性を模索していた。

 他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、島田市がマーケットエンタープライズに働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■島田市の課題と「おいくら」による解決策

 島田市では、無料の粗大ごみの戸別収集を行なっておりますが、大型のものや重量のあるものでも、原則、市民が自力で運び出す必要がある。また、粗大ごみの処分に費用がかからず、回数の制限もないことから、粗大ごみを廃棄しやすい状況になっており、例年、引越し需要が高まる3月には、粗大ごみ収集の申し込みが通常より多くなっていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にでき、廃棄ではなくリユースすることで粗大ごみ減量にも期待ができる。加えて、まだ利用できるものであれば、市では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、島田市の費用負担もない。

■今後について

 3月27日(水)11時(公開時間が前後する可能性がある)から、島田市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。島田市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■静岡県島田市

 島田市は、静岡県のほぼ中央に位置しており、北には南アルプスへ続く山々が連なり、南西には緑豊かな牧之原台地が広がる。また、南アルプスに源を発し、駿河湾にそそぐ大井川が市内を流れており、川沿いを走るSLや世界一長い木造橋の”蓬莱橋”がのどかな風景を彩る。また文金高島田や島田髷の発祥地としても知られている。

・人口:95,516人(男46,810人、女48,706人)(2024年2月29日) ・世帯数:39,469世帯(2024年2月29日) ・面積:315.70平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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