NY株式:NYダウは48ドル高、エヌビディア決算控え様子

2024年2月22日 06:43

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記事提供元:フィスコ

*06:43JST NY株式:NYダウは48ドル高、エヌビディア決算控え様子
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は48.44ドル高の38,612.24ドル、ナスダックは49.91ポイント安の15,580.87で取引を終了した。

半導体エヌビディア(NVDA)の四半期決算発表を警戒した売りが続き、寄り付き後、下落。その後も、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控えた調整売り圧力も強まり、一段安となった。議事要旨で、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢が確認されたため利下げ期待が後退し、一段と売りに拍車がかかり、下げ幅を拡大。しかし、引けにかけ、調整と見られる買戻しにダウはプラス圏に回復、ナスダックも下げ幅を縮小し終了した。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

独立系石油・天然会社のダイヤモンドバック・エナジー(FANG)や電子機器メーカーのガーミン(GRMN)はそれぞれ第4四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。また、高級建設会社のトール・ブラザーズ(TOL)も昨日引け後に発表した四半期決算で、強い需要見通しを示し、買われた。携帯端末のアップル(AAPL)はリアルタイムのスコアやスタッツなどにアクセスできる アイフォーン向けの無料アプリ「アップルスポーツ」を発表し、上昇。

ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社がドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と入れ替えで、ダウ構成銘柄に採用することを発表し、上昇。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は売られた。ファストフードレストラン運営会社のウェンディーズ(WEN)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

半導体のエヌビディア(NVDA)は取引終了後、四半期決算を発表。内容は予想を上回り、時間外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC)《ST》

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