ENEOS、ディーゼルエンジン清浄剤をリニューアル　組成を変更

　カーメンテナンス商品の企画、製造、卸などを展開するENEOSトレーディングは、主力商品の1つであるエンジン清浄剤の組成変更をし、新たなディーゼルエンジン清浄剤「ENEOSデポジットクリーナーディーゼル」を全国のENEOS系列のSSで発売した。

【こちらも】ドラレコ初心者も安心　簡単操作で高品質録画の「A119Mini 2」登場

　昨今、クリーンなディーゼルエンジンが登場し、人気が高まっている車種もある。さらに低速トルクが太いディーゼルエンジンとの相性が、人気のSUVと良いことから、注目が集まっている。

　燃費性能やクリーンな排ガスで人気が高まるディーエルエンジンだが、煤は溜まり、パワーダウンという副産物に悩まされるオーナーも少なくない。

　そこで登場しているのがディーゼルエンジン用の洗浄剤だが、ENEOSトレーディングでは、洗浄剤の組成変更を行い、強力にインジェクターなどの汚れを落とすことが可能となった「ENEOSデポジットクリーナーディーゼル」を発売した。

　ENEOSデポジットクリーナーディーゼルは、DPF再生距離の回復、始動性の改善、エンジンパワーの回復効果が期待できるという。特にDPF再生距離の回復について期待を寄せるオーナーも多いのではないだろうか。

　DPFといえば煤が溜まりやすく、一度煤が多く溜まってしまうとパワーダウンを起こし、さらに燃費を悪化させる。改善しようと整備工場に依頼するとPDFを交換するか、取り外して切開し中身を専用装置で洗浄するほかないため、かなりの高価な整備費用が掛かる。

　今回登場したディーゼルエンジン洗浄剤を入れるだけで煤が溜まるのを防げるのであれば、お得な対策と言えるだろう。

　またマツダのスカイアクティブエンジンでは、長く使用するほどインテークマニホールドに煤が付着する。これによりパワーダウンを招いているため、悩んでいる人も多いことだろう。その解消にも役立ちそうだ。

　価格は1本2,300円。5,000km毎に1本使用することで効果が期待できるという。（記事：小泉嘉史・記事一覧を見る）