フランスでトコジラミ蔓延、社会問題化

2023年10月5日 08:58

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記事提供元:スラド

フランスでトコジラミ(南京虫)が大発生しており、ここ数週間、パリの地下鉄や高速列車TGV、空港の待合室、映画館などでも目撃報告が相次いでいるという。トコジラミは刺されると激しいかゆみがし、皮膚のトラブルにもなる。体長約5ミリと小さく気づきにくい(静岡新聞)。

同国では来年にパリ五輪が迫っており、事態を重く見たパリのグレゴワール副市長は、ボルヌ首相に早急な対策を求めた。フランスでは1950年代に日常生活の場からはいったんは姿を消していたが、ここ30年の間に再び増加したという。理由としては殺虫剤への耐性が高まっていることや、観光ブームで人の移動が頻繁になったことなどが考えられるとしている。ネットでは日本でも同様の問題が発生する可能性があるとして警戒を求める指摘が出ている(Togetter)。 

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