日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和

2023年8月23日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比-0.47(低下率2.49%)の18.39と低下した。なお、高値は18.99、安値は18.18。昨日の米株式市場でナスダック総合指数以外の主要指数が下落したことを受け、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。しかし、取引開始後は下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は上げに転じた後は、概ね昨日終値近辺で底堅い動きとなったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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