東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』ジャニーズWEST重岡大毅主演で実写映画化

2023年8月12日 08:51

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記事提供元:ファッションプレス

 東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が、ジャニーズWESTの重岡大毅主演で実写映画化。2024年新春より公開される。

■東野圭吾の長編小説を実写映画化

 『ある閉ざされた雪の山荘で』は、数々のヒット作を世に送り出してきた“国民的作家”東野圭吾が1992年に発表した長編小説だ。物語に登場するのは、新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考に挑む役者たち。書籍発売当時は、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間でオーディションが行われるというユニークな設定で大きな話題を集めた。

■“映像化は不可能”と思われていた作品を初めて映像化

 ところがトリックや人物描写の複雑さから“映像化は不可能”と長年思われており、これまで一度も映像化されてこなかった。そんな『ある閉ざされた雪の山荘で』が初めて映像化されることに。

■ジャニーズWEST重岡大毅が映画単独初主演

 主演を務めるのは、ジャニーズWESTのメンバーとして活動しながら、数多くの映画やドラマに出演している重岡大毅。映画単独初主演となる『ある閉ざされた雪の山荘で』では、オーディションメンバーの中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”久我和幸を演じる。原作からはキャラクター性が異なる主人公をどのように演じ切るのか、期待が高まる。

久我和幸…重岡大毅
オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した男。

■監督は『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健

 監督は、『荒川アンダーザブリッジ』『ステップ』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』を手掛けてきた飯塚健。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心情、後半にかけて怒涛の展開など、“映像化は不可能”と思われていた『ある閉ざされた雪の山荘で』を、原作者の東野圭吾も「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめるほど高いクオリティで描き切った。

■映画『ある閉ざされた雪の山荘で』あらすじ

 劇団に所属する役者7人に、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状が届く。新作舞台の主演をかけた最終選考でメンバーが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。出口のない密室で一人、また一人とメンバーたちが消えていく……。

果たしてこれは、フィクションか?それとも本当の連続殺人か?演技と嘘、そして隠された過去が交錯する“謎解き”の枠を超えた物語。衝撃の結末が訪れるサスペンス・エンターテインメントの幕が上がる。

 <主演 重岡大毅(ジャニーズWEST)コメント>
昔から東野圭吾さんの小説はいくつか読んだことがあり、自分がまさか出演できるなんて思ってもみなかったので、オファーを受けた時はすごく嬉しかったです。いただいた脚本は、謎が何重にも張り巡らされていて全く結末が予想できなくて、本当に最後の最後までどうなるか分からなくて、それこそ小説を読んでいるような感覚で読み込みました。

完成した映画は、物語の内容を知ってるはずなのに、すごく引き込まれました。それは僕以外の役者さんの力もすごくあったし、あとはスタッフさん、監督の力があって、そこに一緒になって自分もいられたというのが、妙に感動したというか、嬉しく思いました。

観ていて、次に何が起こるんだろう?この先何が起こるんだろう?とハラハラする作品だし、物語に出てくる役者たちは何かに向かって、夢に向かって、もがいて、必死に生きてる人たちだから、そこに共感してもらえると思います。物語がどうなっていくかという最後の結末まで、是非映画館で観ていただきたい。きっと楽しんでもらえると思います。

<監督・脚本 飯塚健コメント>
東野さんが作られた庭園を、平成の序盤から令和仕様に手入れする。それが監督としての使命だったように思います。枝葉を一つ切るにしても、慎重になる作業でした。また、ミステリというジャンルを扱うことも私のフィルモグラフィーからすると挑戦でしたので、楽しませていただきました。ぜひ劇場で二回、ご覧ください。

<原作 東野圭吾コメント>
『ある閉ざされた雪の山荘で』は、約三十年前に書いた作品です。携帯電話は普及しておらず、インターネットもない時代です。私は作家として芽が出ず、少しでも話題になろうとミステリへのチャレンジを続けていました。その中でも本作は、特に突拍子もない設定の物語だと自負しています。

それを映像化しようと考える人がいるとは、当時は想像もしませんでした。原作をお読みになった方ならばおわかりでしょうが、極めて高い演出力と演技力が要求されるはずです。果たしてうまくいくのだろうかと不安を覚えながら拝見しました。しかしそれは全く杞憂でした。トリッキーな世界観が監督の手腕によって完璧に成立させられており、そこを舞台とする役者さんたちの演技も見事でした。これぞミステリ映画です。口コミはネタバレなしでお願いします。

 【作品詳細】
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』
公開時期:2024年新春
出演:重岡大毅
原作:東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』(講談社文庫)
監督:飯塚健
脚本:加藤良太、飯塚健
音楽:海田庄吾

©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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