後場の日経平均は365円安でスタート、資生堂やOLCなどが下落

2023年5月24日 13:03

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;30592.68;-365.09TOPIX;2147.93;-13.56


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比365.09円安の30592.68円と、前引け(30623.83円)からやや下げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は30570円-30670円のレンジで弱含み。ドル・円は1ドル=138.30-40円と午前9時頃から20銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が下げて始まった後0.5%ほど下落している一方、香港ハンセン指数はマイナス圏で推移し1.1%ほど下落している。後場の東京市場は次第に下げ幅を広げた前場の流れを引き継ぎ、前引けに比べやや売りが先行して始まった。市場には引き続き高値警戒感があり、利益確定売りが出やすいことに加え、朝方に比べやや円高・ドル安方向に振れていることも買い手控え要因となっているもよう。また、上海や香港市場で、中国での新型コロナの再拡大も重しとなり株価が下落していることも、東京市場の投資家心理を重くしているようだ。一方、引き続き海外投資家などによる日本株の見直し買いが指摘され、下値では買いが入りやすいとの見方もある。

 セクターでは、空運業、サービス業、陸運業が下落率上位となっている一方、電気・ガス業、鉱業、輸送用機器が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、資生堂<4911>、OLC<4661>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、JAL<9201>、ソフトバンクG<9984>、JR東海<9022>、ニデック<6594>、メルカリ<4385>、キーエンス<6861>が下落。一方、トヨタ<7203>、ソシオネクスト<6526>、東電力HD<9501>、INPEX<1605>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、楽天グループ<4755>、日本製鉄<5401>、レーザーテック<6920>、丸紅<8002>が上昇している。《CS》

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