新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは大幅に続伸、AIAIがストップ高

2023年5月22日 15:43

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記事提供元:フィスコ

*15:43JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは大幅に続伸、AIAIがストップ高
<4833> サクセスH 114 +7
大幅に続伸。第三者割当で新株438万5900株を発行し、4.95億円を調達すると発表している。コンサルタント人材を24年3月期に30人、25年3月期に50人採用する計画としており、人材確保に係る採用関連費(4.00億円)に充当する。また、コンサルティングスキルを体得する研修プログラムを体系的に整備するため、教育訓練に係る研修費及び採用後の教育期間の人件費(0.95億円)に振り向ける。新株発行数は発行済株式総数の17.60%。


<3979> うるる 1908 -206
大幅に3日続落。特段の売り材料は出ていないが、利益確定売りが続いている。うるるは15日に出張撮影サービスの割引クーポンを贈呈する株主優待制度を新たに導入すると発表したほか、24年3月期の営業利益予想を前期(0.08億円)から大幅増益となる13.00億円と開示。好材料が重なったことで17日には年初来高値を更新したが、その後は短期筋の値幅取りとみられる売りに押される展開となっている。

<9348> ispace 1147 +138
大幅に続伸。23年3月期決算説明会の書き起こしを開示し、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2、ミッション3の受注見通しや打上スケジュールなどに現時点で大きな変更はないことを明らかにしている。また、着陸に失敗したミッション1について顧客からの総契約額は約1億円減少する見込みとした上で、契約している三井住友海上火災保険との手続きを開始しており、保険金を受領する可能性を見込んでいるという。

<4427> EduLab 515 +80
ストップ高。東証が特設注意市場銘柄の指定を解除すると発表している。解除日は20日。東証は不適切な会計処理に絡んで内部管理体制等の改善の必要性が高いとして22年4月1日にEduLab株を特設注意市場銘柄に指定していた。指定から1年経過した後に提出された内部管理体制確認書の内容等を確認し、内部管理体制等が改善され、対応が行われていることが認められたとしている。


<3133> 海帆 666 +21
大幅に反発。東証から「上場維持基準(分布基準)への適合状況について」を受領し、23年3月末時点でグロース市場の上場維持基準に適合していることを確認したと発表している。海帆は21年6月30日の移行基準日に上場維持基準のうち流通株式比率を満たしていなかった。その後、第三者割当増資を実施して債務超過を解消したことに加え、業態転換を進めた結果、流通株式比率が改善した。


<6557> AIAI 873 +150
ストップ高。26年3月期の営業利益目標を3.00億-5.00億円とする中期経営計画を発表している。保育・療育・教育のシナジー効果を高め、投資額を抑制しつつ安定的な収益基盤の維持・拡大を図る。今後、訪問支援サービスや幼児教育プログラムなどの新たなビジネスモデルを構築するとしている。24年3月期の営業利益予想は2.00億円。23年3月期の実績は0.80億円だった。《ST》

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