12日のNY市場は下落

2023年5月15日 07:30

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記事提供元:フィスコ


[NYDow・NasDaq・CME(表)]

NYDOW;33300.62;-8.89Nasdaq;;12284.74;-43.76CME225;29575;+155(大証比)

[NY市場データ]

12日のNY市場は下落。ダウ平均は8.89ドル安の33,300.62ドル、ナスダックは43.76ポイント安の12,284.74で取引を終了した。地銀セクタ―が下げ止まった安心感から買いが先行して始まった。その後、5月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想を大幅に下回り、景気減速懸念が強まったことで下落に転じた。また、同指数の長期期待インフレ率が予想外に上昇し2011年以降で最高に達したため、6月の利上げ停止期待が後退し、金利高に伴う売りが相場を押し下げた。加えて、連邦政府の債務上限問題を巡る懸念も重しになった。ただ、終盤にかけ、バイデン大統領とマッカーシー下院議長の電話会談や来週の会合が明らかになると警戒感が緩和し下げ幅を縮小した。セクター別では家庭・パーソナル用品が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比155円高の29575円。ADR市場では、対東証比較(1ドル135.7円換算)でNTT<9432>、伊藤忠<8001>、ソフトバンクG<9984>、ホンダ<7267>、HOYA<7741>、ブリヂストン<5108>、日本精工<6471>、住友電工<5802>、資生堂<4911>などが上昇し、全般買い優勢となった。《YN》

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