米国株見通し：伸び悩みか、FOMCにらみ買い縮小

*13:57JST 米国株見通し：伸び悩みか、FOMCにらみ買い縮小
（13時30分現在）

S&P500先物　　　　　　4,191.00（+2.50）
ナスダック100先物　　13,332.50（+12.25）

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

4月28日の主要3指数は続伸。取引中盤以降は前日終値を上回って推移し、ダウは272ドル高の34098ドルと続伸で引けた。この日発表されたコアPCE価格指数は横ばいの予想とおおむね一致したものの、連邦準備制度理事会（FRB)の引き締め継続を後押しするには物足りない内容に。ファースト・リパブリック銀行株の急落も、低水準のVIX指数が投資家の不安を和らげ、金利安を手がかりとした幅広い買いが相場を押し上げた。

本日は伸び悩みか。ファースト・リパブリック銀行問題は注目されるが、リスクオフのムードは弱まり好業績の銘柄を中心に買いが入りやすい。今晩のISM製造業景況感指数は景気判断の節目である50を下回るものの、前回から改善が期待され景気後退（リセッション）懸念は一服しよう。一方、明日から開催される連邦公開市場委員会（FOMC）では引き続きインフレ抑止に前向きなスタンスが予想されるため、買いは慎重になりそうだ。《TY》