日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる

2023年4月26日 14:07

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記事提供元:フィスコ

*14:07JST 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.48(上昇率2.95%)の16.75と上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.13、安値は16.55。

27-28日の植田総裁就任後で初となる日銀金融政策決定会合や、国内大型連休中となる5月2-3日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)などのイベントを前に、市場では警戒感が広がりやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物の戻りは鈍く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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