米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見も

2023年3月7日 11:50

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記事提供元:フィスコ

*11:50JST 米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見も
(11時40分現在)

S&P500先物      4,061.00(+8.50)
ナスダック100先物  12,362.00(+38.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。米金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


6日の主要3指数はまちまち。序盤のプラスを維持できずナスダックは下げに転じたが、ダウは小幅ながら40ドル高と33431ドルで引けた。寄与度の高いアップルが買い推奨されたため大幅高となり、指数を押し上げる場面もあった。ただ、7日に予定されるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、タカ派的な見解への警戒が広がった。前週末に低下した長期金利は上昇に転じ、ハイテクへの売りが強まった。


本日は下げ渋りか。焦点はパウエルFRB議長による上院銀行委員会での発言。足元の経済指標でインフレ鎮静化への期待が後退し、引き締め長期化の姿勢を堅持しよう。一方、今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け当局者の見解は強弱まちまちで、FEDウォッチでは0.25%利上げ予想が減少。今晩の議会証言でタカ派的なスタンスが示されれば、0.50%利上げを警戒した売りが優勢に。ただ、売り一巡後は様子見となりそうだ。《TY》

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