米国株見通し:上げ渋りか、FOMC議事要旨に注目

2023年2月22日 14:00

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記事提供元:フィスコ

*14:00JST 米国株見通し:上げ渋りか、FOMC議事要旨に注目
(13時40分現在)

S&P500先物      4,013.50(+7.75)
ナスダック100先物  12,130.25(+33.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル高。米金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


21日の主要3指数は大幅安。安寄り後は下げ幅を拡大する展開となり、反落のダウは697ドル安の33129ドルで取引を終えた。この日の決算発表でホーム・デポやウォルマートの業績が期待を下回り、消費関連への幅広い売りが下げを主導。またPMIで製造業、サービス業が改善を示し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化への思惑が広がった。さらに長期金利が騰勢を強めるとハイテクが売られ、指数を押し下げた。


本日は上げ渋りか。前日の反動で自律反発狙いの買いが入りやすく、指数は上向く可能性があろう。急激に下げた小売や消費、ハイテクなどが買い戻されれば相場を支えるだろう。ただ、足元の堅調な経済指標に先立って開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨は参考程度の材料にとどまる見通しだが、タカ派的なトーンにはネガティブな反応が予想される。金利高が続けば買戻しは抑制され、売りに押される展開となりそうだ。《TY》

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