新興市場銘柄ダイジェスト:イーディーピーは大幅に7日続落、マイクロアドがストップ高

2023年2月17日 15:25

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記事提供元:フィスコ

*15:25JST 新興市場銘柄ダイジェスト:イーディーピーは大幅に7日続落、マイクロアドがストップ高
<9252> ラストワンマイル 1100 +91
大幅に反発。プレミアムウォーターホールディングス<2588>が1株につき788円(16日終値は1009円)で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。TOB期間は17日から3月17日まで。両社の資本業務提携の深化が目的。ラストワンマイルは賛同の意見を表明している。プレミアムウォーターホールディングスの保有株数は最大106万株(所有割合39.67%)にとどまる予定で、ラストワンマイル株の上場は維持される方針。

<7794> イーディーピー 13130 -2870
大幅に7日続落。大株主のコーンズテクノロジー(東京都港区)がイーディーピー株21万5000株(発行済株式総数の8.19%)を売却すると発表している。売買実行日は16日で、売却方法はSMBC日興証券を通じたブロックトレードによる売却。なお、筆頭株主のCornes&Company Limitedは、5月20日までは同証券の事前の書面による承諾を受けることなく、売買実行日に自己の計算でイーディーピー株を売却しないロックアップで合意している。

<9553> マイクロアド 2669 +500
ストップ高。地方自治体に特化したマーケティングプロダクト「まちあげ」の提供を開始すると発表している。ライフイベントに関連する「移住・旅行・ふるさと納税・帰省」などの需要に対し、地方自治体のニーズや課題に合わせた効果的なマーケティングを実現する。14日に23年9月期第1四半期(22年10-12月)の営業利益を前年同期比60.7%増の3.33億円と発表したことも引き続き買い材料視されているようだ。

<2489> ADWAYS 647 +100
ストップ高。570万株(20億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数に対する割合は13.57%。取得期間は17日から7月31日まで。株主還元に加え、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。アドウェイズ株は14日に直近高値(577円)を付けた後は軟調に推移していたため、自社株買い発表を機に押し目買いも入っているようだ。

<4933> Ine 3940 +440
昨年来高値。25年12月期の営業利益目標を71.50億円(22年12月期実績は32.35億円)とする中期経営計画を発表している。営業利益率は9.2%(22年12月期)から13.0%(25年12月期)に向上させる。ヘアケア系・美容家電の継続的な成長を実現させる。また、新規ブランド開発でスキンケアなどを拡大させるほか、中国事業に加え、その他のエリアを開拓してグローバルの展開の加速を目指すとしている。

<4264> セキュア 1127 +150
ストップ高。AIを活用した店舗ソリューションを開発・提供する米シリコンバレーのスタートアップ企業AiFiと無人店舗ソリューションの展開に向けて業務提携したと発表している。自社で未来型無人化店舗の「SECURE AI STORE LAB」を運営してきたが、提携で事業化に向けたスピードを加速させる。AiFiは独自のAIセンサーとカメラネットワークベースのシステムを持ち、米国で60店舗以上の無人店舗を展開している。《ST》

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