新興市場銘柄ダイジェスト:メタリアルは大幅に3日続伸、モルフォがストップ高

2023年1月24日 15:21

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記事提供元:フィスコ

*15:21JST 新興市場銘柄ダイジェスト:メタリアルは大幅に3日続伸、モルフォがストップ高
<4884> クリングル 684 +24
大幅に反発。安達喜一社長がインベストメントブリッジ(東京都新宿区)主催の投資家向けIRセミナー「プレミアムブリッジサロン」に3月4日に登壇すると発表している。セミナーで安達社長が自社の成長戦略に関して前向きな発言をするのではないかとの期待が広がっているほか、前日に直近高値(706円)を付けた後、株価が売り優勢に転じて前営業日比で5%以上も下落して引けたことから、押し目買いも入っているようだ。

<6182> メタリアル 1207 +96
大幅に3日続伸。一部メディアの番組でメタリアルの株主優待制度が紹介され、買い手掛かりとなっている。番組では「VR体験も!? 株主優待 新設増のワケ」と題してメタリアルの子会社TravelDXのVR世界旅行サービスについて解説。メタリアルは毎年2月末及び8月末の株主を対象に同サービスの体験付きでVR機器の無償レンタルを実施しており、優待紹介が同社株の人気化につながるとの期待が広がっているようだ。

<3653> モルフォ 1031 +150
ストップ高。東京大学、東北大学、神戸大学が推進するスーパーコンピュータ「富岳」での深層学習による高解像度銀河形成シミュレーションの高速化プロジェクトにモルフォのディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro」を提供し、推論時間の約19.2倍の高速化と約93%の電力量の削減を実現したと発表している。今後も同プロジェクトと連携し、深層学習を用いた3Dシミュレーション高速化を支援するとしている。

<7776> セルシード 361 -14
昨年来高値更新も伸び悩み。22年9月30日に発行した新株予約権の権利行使が完了したと発表。1月に3万2368個(発行総数の58.85%)が行使され、323万6800株が交付された。行使完了で将来の株式価値の希薄化懸念が払拭され買い材料視されたが、徐々に利益確定売りに押されマイナス転換。

<3976> シャノン 885 +150
ストップ高。子会社のジクウ(東京都港区)が提供するメタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」の販売でキヤノンマーケティングジャパン<8060>と提携すると発表している。これまでZIKUは直販が中心だったが、コロナ禍でメタバースイベントの市場が拡大していることに加え、ZIKUはウェビナー、採用イベント、展示会など様々な活用が可能なことから販売パートナーを通じた拡販にも取り組む。

<4881> ファンペップ 162 +2
大幅高。23年12月期第1四半期(23年1月-3月)に営業外収益として補助金収入0.39億円を計上すると発表している。大阪大学が日本医療研究開発機構(AMED)から採択された橋渡し研究プログラム「新型コロナウイルスに対するブースタータイプのペプチドワクチン開発」に関する再委託研究開発契約に基づくもの。同大学が21年度分の確定検査の結果通知を受領したため、当該年度の委託研究開発費を営業外収益に振り替えたという。《ST》

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