米国株見通し:底堅い値動きか、GDP受け減速懸念は後退も

2022年12月22日 13:54

印刷

記事提供元:フィスコ

*13:54JST 米国株見通し:底堅い値動きか、GDP受け減速懸念は後退も
(13時50分現在)

S&P500先物      3,889.80(+11.4)
ナスダック100先物  11,273.50(+37.6)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。米10年債利回りは失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


21日の主要3指数は続伸。序盤から上げ幅を拡大し、ダウは526ドル高の33376ドルと4日ぶりに33000ドル台を回復した。この日発表された12月消費者信頼感指数は予想よりも強く、前月分も上方修正された。それを受け、足元の低調な経済指標を背景とした景気減速懸念はいったん和らぎ、景気敏感や消費の関連銘柄への買いが相場を押し上げた。また、長期金利の上昇一服によりハイテクも買われ指数の上昇に寄与した。


本日は底堅い値動きか。前日の消費者信頼感指数に続き、今晩は7-9月期国内総生産(GDP)確定値が材料視される。10月に発表された速報値は前期比年率+2.6%と3期ぶりにプラスへ浮上し、前月の改定値は+2.9%に上方修正されている。確定値は横ばいと予想され、減速懸念による売りは後退する見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め継続への思惑から金利高に振れれば買いは抑制され、指数の上昇は想定しにくい。《TY》

関連記事