日経平均VIは上昇、主要中銀の過度な金融引き締めによる景気後退を警戒

2022年12月16日 14:12

印刷

記事提供元:フィスコ

*14:12JST 日経平均VIは上昇、主要中銀の過度な金融引き締めによる景気後退を警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+1.58(上昇率9.69%)の17.89と上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.95、安値は17.38。

世界主要中央銀行の過度な金融引き締めによる景気後退が警戒され、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は売りに押される展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

関連記事