注目銘柄ダイジェスト(前場):ブラス、Hamee、INTLOOPなど

2022年12月15日 11:56

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記事提供元:フィスコ

*11:56JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ブラス、Hamee、INTLOOPなど
Hamee<3134>:725円(-122円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は5.7億円で前年同期比49.4%減となり、通期予想は従来の22.9億円から10.1億円、前期比53.9%減に下方修正している。新商品の開発やリリースの遅れ、グローバル事業における利益率の低下などが下振れの背景のようだ。第1四半期は前年同期比24.3%減にとどまっていたため、通期半減以下となる大幅下方修正にはネガティブなインパクトが強まる形に。


ブラス<2424>:1108円(+150円)
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.8億円となり、前年同期単独比20倍の水準となり、据え置きの通期計画11.1億円、前期単独比27.6%増に対する進捗率も43%の水準に達している。経済活動が正常化に向かう中で、挙式・披露宴の実施数や単価が回復に向かっているようだ。想定以上の好スタートと捉えられ、業績回復ペースの一段の速まりが想定される状況のようだ。


クミアイ化<4996>:997円(+90円)
大幅続伸。10月7日以来の1000円台回復。前日に22年10月期の決算を発表、営業利益は127億円で前期比49.9%増となったが、12月2日に修正発表済み。一方、23年10月期は145億円で同14.4%増益の見通し、年間配当金も前期比2円増の24円を計画している。引き続き2ケタの売上成長を見込んでいるもよう。株価が安値圏にある中、連続2ケタ増益見通し発表で見直しの動きが進んでいるもよう。


山王<3441>:1053円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は2.6億円で前年同期比73.2%の大幅増益となり、従来の上半期計画2億円を超過し、通期予想の3億円、前期比40.2%減に対する進捗率も86%に達している。5G通信向け分野の部品需要が旺盛のほか、設備投資回復を背景に産業機器向け分野の受注も堅調推移のようだ。今期の大幅減益見通しがネガティブサプライズにつながった経緯もあり、ポジティブインパクト強まる形に。


ユーグレナ<2931>:1046円(+97円)
大幅続伸。マレーシアの Petroliam Nasional Berhad、イタリアの Eni S.p.Aと3社で、マレーシアにおいてバイオ燃料製造プラントを建設・運営するプロジェクトを検討と発表している。2025年中の商業プラント完成を目指し、2023年中に最終的な投資決定を行う見込みのようだ。本商業プラントは、原料処理能力が年間約65万トン、バイオ燃料の製造能力が最大で日産1万2500バレルとなる見通しのようだ。


クラシコム<7110>:1439円(+144円)
大幅に4日続伸。23年7月期第1四半期(22年8-10月)の営業利益を2.70億円と発表している。説明資料によると、前年同期比38.2%増。D2Cドメインで記念コンテンツの配信などが奏効して公式スマートフォンアプリが累計約238万ダウンロードに伸びたほか、ブランドソリューションドメインで案件単価や案件数が堅調に推移し、利益が拡大した。通期予想は前期比3.0-7.3%増の8.66億-9.03億円で据え置いた。進捗率は29.9-31.2%。


ライトワークス<4267>:2295円(+165円)
大幅に続伸。23年1月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めて投資しやすい環境を整えるとともに投資家層の拡大を図ることが目的。また、23年1月期第3四半期累計(22年2-10月)の営業利益は前年同期比23.1%増の1.66億円で着地した。HCMプラットフォームサービスやオンライン英会話サービスが順調に推移した。通期予想は前期比22.3%増の2.02億円で据え置いた。


INTLOOP<9556>:6000円(+1000円)
ストップ高。23年7月期第1四半期(22年8-10月)の営業利益を3.40億円と発表している。説明資料によると、前年同期比122.2%増。IT人材市場に向け、高度なフリーランス人材を活かして営業活動を展開した結果、利益が倍増した。通期予想は前期比50.5%増の11.93億円で据え置いた。進捗率は28.5%。1日に上場来高値を付けてから株価が下落していたため、押し目買いも入っているようだ。《ST》

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