概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表

2022年12月12日 09:35

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記事提供元:フィスコ

*09:35JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表
【ブラジル】ボベスパ指数 107519.56 +0.25%
9日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比270.52ポイン高(+0.25%)の107519.56で取引を終了した。107089.22から108565.57まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、中国経済の再開期待なども引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。原油安が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、米長期金利の上昇も外資の流出懸念を高めた。

【ロシア】MICEX指数 2177.85 -0.30%
9日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比6.58ポイント安(-0.30%)の2177.85で取引を終了した。2183.97から2169.04まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、後半下げ幅を拡大させた。原油価格の下落が足かせとなった。また、米長期金利の上昇なども圧迫材料。一方、中国経済の再開期待などが引き続き指数をサポートした。また、インフレ率の落ち着きなども支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26%
8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。

中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。《FA》

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