新興市場銘柄ダイジェスト:ハウテレビジョンはストップ安、アイパートナーズがストップ高

2022年12月8日 15:38

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記事提供元:フィスコ

*15:38JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ハウテレビジョンはストップ安、アイパートナーズがストップ高
<4892> サイフューズ 1881 +219
大幅に4日ぶり反発。新たな取引材料は出ていないが、最近の新規株式公開(IPO)銘柄を循環物色する流れに乗って買われている。サイフューズは1日に新規上場し、公開価格(1620円)を6.2%上回る1720円で初値を付けた。一時2468円まで上昇したが、その後は初値を下回る1640円まで値を下げた。公開価格を底値と見た向きが値頃感から買い戻しを入れているようだ。

<4263> サスメド 1770 +300
ストップ高。厚生労働省が19日夕に開催する薬事・食品衛生審議会プログラム医療機器調査会で、サスメドの「不眠障害治療用アプリ Med CBT-i」について非公開で審議すると5日に発表したことが引き続き買い材料視され、投資資金が流入している。サスメドは2月に同アプリの製造販売承認を申請しており、承認された場合は不眠障害の新たな治療手段となることが期待されるとの認識を示していた。

<7345> アイパートナーズ 669 +100
ストップ高。子会社がオリックス<8591>傘下のオリックス銀行(東京都港区)と信託契約代理店の業務委託契約を締結したと7日の取引時間中に発表し、引き続き買い材料視されている。子会社のAIPコンサルタンツ(横浜市)が取り扱うオリックス銀行の遺言代用信託「未来に託す」は、申込人に相続が発生してから最短5営業日で受取人に金銭を渡すことが可能で、葬儀費用の支払いや遺族の生活などに備えることができるという。

<2342> トランスG 339 +1
もみ合い。23年3月期の期末配当を従来予想の3.00円から5.00円(前期末実績6.00円、特別配当3.00円含む)に増額修正している。上場20周年を迎えたことから、1株当たり2.00円の記念配当を加えた。年間配当も同額となる見通し。

<7064> ハウテレビジョン 3520 -700
ストップ安。23年1月期第3四半期累計(22年2-10月)の営業損益を2.59億円の黒字(前年同期実績は0.33億円の赤字)と発表している。キャリアプラットフォーム事業の累積取引社数や累積会員数が伸び、黒字転換に寄与した。通期予想は前期比542.4%増の3.00億円の黒字で据え置いた。進捗率は86.3%。ただ、第2四半期累計(2.25億円の黒字)からの伸びが低いため、材料出尽くし感から売り優勢となっているようだ。

<4431> スマレジ 1728 +180
大幅に5日ぶり反発。各種クラウドサービスの利用料金を23年1月1日から改定すると発表している。1店舗当たりの月額料金(税抜き)をスマレジサービスのプレミアムプランで4000円から5000円に、フード&リテールプランで1万5000円から1万7000円に引き上げる。タイムカードサービスでは、スタンダードプランが1000円から1100円になる。料金改定で業績予想の修正が必要と判断される場合には速やかに知らせるとしている。《ST》

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