新興市場銘柄ダイジェスト:バンクオブイノベは一時ストップ安、キッズバイオが大幅に反発

2022年11月7日 16:25

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記事提供元:フィスコ

*16:25JST 新興市場銘柄ダイジェスト:バンクオブイノベは一時ストップ安、キッズバイオが大幅に反発
<4393> バンクオブイノベ 9120 -2220
一時ストップ安。東証が7日から信用取引に関する規制措置を強化し、売買を圧迫するとの見方から売り優勢となっている新規の売付及び買付に係る委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を強化している。バンク・オブ・イノベーション株は新作ゲームのリリースを契機に1日に上場来高値を更新するなど短期間に急騰していただけに、利益確定売りも続いているようだ。

<3911> Aiming 385 +16
年初来高値。UUUM<3990>グループ会社のLiTMUS(東京都港区)と共同開発しているスマートフォン向けゲーム「脱獄ごっこ PRO」を17日から提供開始すると発表している。累計1000万ダウンロードを突破しているオンラインマルチ対戦ゲーム「脱獄ごっこ」シリーズの最新作。新機能として大勢でコミュニティを作れる「クラン」や配信を盛り上げる「実況モード」などを取り入れている。

<6039> 動物高度医療 1993 +96
大幅に反発。23年3月期第2四半期累計(22年4-9月)の営業利益を前年同期比60.8%増の2.93億円と発表している。動物医療業界で新型コロナウイルス感染拡大の影響からペットとの生活に癒しを求める動きが強まる中、紹介症例数の増加に努めた結果、初診数や手術数が伸びた。通期予想は前期比21.8%増の5.35億円で据え置いた。進捗率は54.8%に達している。

<4584> キッズバイオ 252 +51
大幅に反発。浜松医科大学脳神経外科と協働で進めていた次世代型のSHED(第2世代SHED)を用いた新規治療法に関する基礎研究で論文を発表し、脳腫瘍及び脳転移がんに対する有効な治療アプローチとなる可能性が示唆されたことを明らかにしている。SHEDは神経提由来の細胞である乳歯歯髄幹細胞。今回の研究成果は、世界初のSHEDを用いた細胞治療薬の創出プロジェクトにおける重要なステップであるとしている。

<3998> すららネット 845 +33
大幅に4日ぶり反発。22年12月期第3四半期累計(22年1-9月)の営業利益を4.26億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。総合教育サービス企業の成基コミュニティグループ(京都市)の新規事業にラーニング教材「すらら」を導入・運用する業務提携が決定している。通期予想は4.17億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に通期予想を上回っていることから、上方修正への期待が広がっている。

<7372> デコルテHD 1324 +80
大幅に3日続伸。25年9月期の営業利益目標を21.36億円とする中期経営計画を発表している。当面は大都市圏への出店を強化し、増大する需要を取り込む。23年9月期の営業利益予想は前期比10.4%減の12.33億円。アニバーサリーフォトサービスで運営体制強化と人員育成などの先行投資を実施する。22年9月期の営業利益はフォトウエディングサービスが伸び、58.0%増の13.77億円で着地した。《ST》

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