日経平均は299円高でスタート、レーザーテックやソフトバンクグループなどが上昇

2022年10月31日 09:19

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27404.30;+299.10TOPIX;1916.08;+17.03


[寄り付き概況]

 10月31日の日経平均は前週末比299.10円高の27404.30円と大幅反発でスタート。28日の米国市場でダウ平均は828.52ドル高の32861.80ドル、ナスダックは309.78ポイント高の11102.45で取引を終了。連邦準備制度理事会(FRB)の金利がピークに接近したとの見方などから買いが先行。銀行株の上昇や石油会社の決算が史上最高益を記録するなど好調で一段と相場を押し上げた。また、金利の上昇が一段落し大きく下落していたハイテク株にも押し目からの買い戻しが見られ、ナスダック総合指数も上昇に転じた。主要株価指数は終日堅調に推移し引けにかけては上げ幅を拡大して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円高の27505円。米株高の流れを受けて、本日の日経平均は買いが先行。ただし、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えている他、足元でのロシアの穀物輸出合意停止などもあって、買い一巡後は徐々に手掛けにくさが強まるとの指摘も市場からは聞かれている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクグループ<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテイリング<9983>、ソニーG<6758>、メルカリ<4385>、日本郵船<9101>、三菱UFJ<8306>、村田製作所<6981>、日本電産<6594>、アドバンテ<6857>など主力処は全般上昇。業種別では、電気機器、その他金融、保険などが上昇率上位で推移。《FA》

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