日経平均VIは上昇、米物価統計発表など控え警戒感継続

2022年10月12日 14:11

印刷

記事提供元:フィスコ

*14:11JST 日経平均VIは上昇、米物価統計発表など控え警戒感継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.35(上昇率1.35%)の26.32と上昇している。なお、今日ここまでの高値は26.49、安値は26.04。

今晩米国で9月の米卸売物価指数(PPI)が発表され、また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月20-21日開催分)が公表される。さらに、明晩は9月の米消費者物価指数(CPI)が発表される予定で、市場では発表後の株価変動を警戒するムードが強く、今日の日経225先物は小動きとなっているが、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事