11日のNY市場はまちまち

2022年10月12日 06:23

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記事提供元:フィスコ

[NYDow・NasDaq・CME(表)]

NYDOW;29239.19;+36.31Nasdaq;10426.19;-115.91CME225;26350;-80(大証比)

[NY市場データ]

11日のNY市場はまちまち。ダウ平均は36.31ドル高の29239.19ドル、ナスダックは115.91ポイント安の10426.19で取引を終了した。国際通貨基金(IMF)による世界国内総生産見通し下方修正に加え、重要インフレ指標の発表を控え長期金利が最近の高水準付近に再び近づき警戒感から売りが先行し、寄り付き後、下落。その後、NY連銀の9月1年期待インフレ率の低下で大幅利上げ観測が緩和し、買戻しが強まり一時上昇に転じた。しかし、引けにかけ、英中銀のベイリー総裁が市場機能回復のために実施していた緊急国債購入を計画通り今週で終了することを表明すると金融市場混乱への警戒感に伴う売りが再燃し、ダウは上げ幅を縮小。ナスダックは下落で終了した。セクター別では食・生活必需品小売りや食品・飲料・タバコが上昇した一方、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の26350円。ADRの日本株はソニーG<6758>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、三井住友<8316>、富士通<6702>、セコム<9735>、日東電<6988>など、対東証比較(1ドル145.81円換算)で全般冴えない。《FA》

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