後場の日経平均は634円安でスタート、SUMCOや東エレクなどが下落

2022年10月11日 13:09

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26481.80;-634.31TOPIX;1876.43;-30.37


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比634.31円安の26481.80円と、前引け(26480.97円)からほぼ横ばいでスタート。ランチタイム中の225先物は26440円−26480円のレンジで弱含み。ドル・円は1ドル=145.64−145.73円と午前からもみ合い展開が続いている。アジア市況では中国市場が上昇、一方で香港ハンセン指数は1%を超える下落率で推移。後場の日経平均は前引けからじりじりと下げ幅を拡げている。国内連休中に米主要指数が大幅に下落したことが東京市場の重しに。ナスダック総合指数及びフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅に下落しており、ハイテク株や半導体関連株の株価を押し下げる要因となった。また、米9月雇用統計で失業率が想定外に大きく低下したことで金融引き締め懸念が強まり、ウクライナ情勢の激化や北朝鮮による頻繁なミサイル発射など地政学リスクの高まりが国内の投資家心理を悪化させている。

 セクターでは水産・農林、電気機器、精密機器が下落率上位となった一方、海運、空運、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の売買代金上位では東エレク<8035>やアドバンテ<6857>、SUMCO<3436>などが大幅下落、SMC<6273>やファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>やメルカリ<4385>、ダブル・スコープ<6619>などが軟調に推移、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、ローム<6963>なども下落した。一方、レーザーテック<6920>が逆行高、水際対策の緩和を好感されてANA<9202>やJAL<9201>が堅調に推移、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>などの海運株、JR東<9020>やJR西<9021>なども上昇した。《CS》

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