日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和

2022年8月30日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比-1.34(低下率6.26%)の20.08と低下した。なお、高値は20.93、安値は20.00。昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、今日の東京株式市場は昨日大幅安となった反動もあり買い戻しが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では米金融引き締めに対する警戒感が強いものの、今日は日経225先物が取引開始後に伸び悩む場面はあったもののその後は概ね堅調に推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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