新興市場銘柄ダイジェスト:ポートは大幅に反発、フォースタがストップ高

2022年8月25日 16:11

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記事提供元:フィスコ

*16:11JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ポートは大幅に反発、フォースタがストップ高
<2164> 地域新聞社 430 -57
大幅に反落。前日に急伸した反動で利益確定売りに押されている。東証グロース市場での値下がり率は1位。地域新聞社は23日、ADワークスグループ<2982>完全子会社のエンジェル・トーチ(東京都千代田区)に相対取引で株式を譲渡すると発表。議決権所有割合は32.59%となる。24日は株式譲渡を好感して買いが殺到し、ストップ高を付けた。ただ、急騰で高値警戒感も台頭しており、本日は売り優勢の展開となっているようだ。

<7047> ポート 1072 +128
大幅に反発。23年3月期第1四半期決算説明会のQ&Aを公表し、買い材料視されている。ポートは23年3月期までの中期経営計画を5月13日に下方修正し、同期の売上収益目標を93億円、EBITDA目標を15億円としていた。業績好調を受けて修正前の水準である売上収益100億円、EBITDA20億円が見えてきたのではないかとの質問に対し、会社側が「上方修正を目指すというスタンスで取り組んでいく」と回答したことが評価されているようだ。

<7089> フォースタ 3360 +500
ストップ高。中国経済産業局から「令和4年度中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業(オープンイノベーション・エコシステム構築事業)」を受託したと発表している。同事業は中国地域5県(鳥取、島根、岡山、広島、山口の各県)が対象で、フォースタートアップスは中国地域価値創造チャレンジ事業での支援対象企業選定などのほか、中国地域での研究開発型ベンチャー企業調査やエコシステムの考察に取り組む。

<5035> HOUSEI 1135 +83
大幅に反発。東証が25日から信用取引規制を解除したことが好感されている。前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除している。HOUSEI株は9日に上場来高値を記録した後は大きく値を下げており、規制解除を機に押し目買いも入っているとみられる。

<3645> メディカルN 460 +19
大幅に続伸。連結子会社のノーエチ薬品(大阪府松原市)と共同で「デンター漢方錠」を開発・販売したと発表している。口腔周りから全身の健康を導くプラットフォーマー戦略の一環。漢方処方「抑肝散」配合の第2類医薬品で、ストレスによる自律神経のアンバランスを整え、神経の高ぶりからくる不眠症や神経症を緩和する。歯ぎしりのほか、不眠症や神経症、更年期障害などに効果・効能があるとしている。

<4882> ペルセウス 416 +11
大幅反発。抗トランスフェリン受容体抗体PPMX-T003の真性多血症(PV)患者による第I相試験で、第1例目及び第2例目の被験者への投与が開始されたと発表している。第I相試験は今期中の完了を予定している。PPMX-T003は、細胞における鉄の取り込みに関与するトランスフェリン受容体を標的としており、赤血球が異常に増える疾患であるPVに対して赤血球数を正常化する効果が期待されているという。《ST》

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