NY株式:NYダウ58ドル安、ハイテクが重し

2022年8月10日 07:00

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記事提供元:フィスコ

*07:00JST NY株式:NYダウ58ドル安、ハイテクが重し
米国株式市場は下落。ダウ平均は58.13ドル安の32774.41ドル、ナスダックは150.53ポイント安の12493.93で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)の発表を控え調整売りに寄り付き後、下落。終日、動意が乏しくもみ合いが続く中、バイデン大統領が半導体法案に署名し成立したものの、半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)に続きマイクロン・テクノロジー(MU)も弱い見通しを示したため同セクターが売られ相場の重しとなった。セクター別では、エネルギー、保険が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落。

エネルギー資源会社のオクシデンタル・ペトロリアム(OXY)は、著名投資家のバフェット氏が率いる保険のバークシャー・ハサウェイが同社株の保有をさらに増やしたことが当局への提出書類で明らかになり、上昇。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、需要の急減で厳しい環境を警告し、売られた。クルーズ船運営のノルウェージャン・クルーズ(NCLH)は第2四半期決算で内容が予想を下回ったほか、稼働率が65%に過ぎず来年までパンデミック前の水準回復が困難と、損失が継続する可能性を示唆したため、下落。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は業績低迷で、コスト削減の一環として雇用削減を計画していると報じられ、下落した。デジタル金融サービスを提供するソフィ(SOFI)は、ソフトバンクが保有する同社株売却を明らかにし、下落。バイオのノババックス(NVAX)は新型コロナワクチン需要の減少で、業績見通しを引き下げ、下落した。

カジノ運営のウィンリゾーツ(WYNN)は取引終了後に第2四半期決算を発表。売上減少が嫌気され時間外取引で売られている。

HorikoCapitalManagementLLC《FA》

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