個別銘柄戦略:武田薬品やサッポロHDなどに注目

2022年6月17日 09:05

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記事提供元:フィスコ

*09:05JST 個別銘柄戦略:武田薬品やサッポロHDなどに注目
16日の米株式市場でNYダウは741.46ドル安の29927.07、ナスダック総合指数は453.06pt安の10646.10、シカゴ日経先物は大阪日中比830円安の25600円。為替は1ドル=132.60-70円。スイス中央銀行の予想外の利上げを受けて、世界的な金融引き締めが改めて警戒材料となるなか、前日の欧米市場ではリスク回避の動き一色。ハイテク・グロース株を中心に全面安となっており、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>などのほか、SHIFT<3697>、ラクス<3923>、Sansan<4443>などの中小型グロース株を筆頭に売りが先行しよう。また、景気後退懸念も根強く、信越化学<4063>、クボタ<6326>、AGC<5201>、日本製鉄<5401>なども下落しよう。円高進行や生産計画の引き下げが伝わっているトヨタ自<7203>を中心にデンソー<6902>など輸送用機器も冴えない展開を強いられるだろう。一方、武田薬品<4502>や第一三共<4568>、味の素<2802>、ヤクルト本社<2267>などのディフェンシブ系は相対的に堅調に推移しよう。また、値上げが伝わっているサッポロHD<2501>、Jオイル<2613>なども好感されそうだ。《FA》

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