澁澤倉庫 22年3月期は増収・2ケタ増益、国際輸送業務が大幅に伸びる

2022年5月13日 12:43

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記事提供元:フィスコ


*12:43JST 澁澤倉庫---22年3月期は増収・2ケタ増益、国際輸送業務が大幅に伸びる
澁澤倉庫<9304>は12日、2022年3月期連結決算を発表した。営業収益が前期比9.8%増の717.46億円、営業利益が同24.5%増の45.16億円、経常利益が同76.2%増の69.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同91.1%増の52.57億円となった。

物流事業の営業収益は前期比11.0%増の660.56億円、営業利益は同31.9%増の33.30億円となった。倉庫業務は、飲料や新規に取扱いを開始した輸入雑貨等の入出庫、流通加工業務が好調に推移したことにより、営業収益は同1.0%増の158.38億円となった。港湾運送業務は、船内荷役業務や自動車部品関連等の荷捌業務の取扱いが増加したほか、輸出沿岸荷役業務が好調に推移したことにより、営業収益は同12.2%増の66.81億円となった。陸上運送業務は、飲料や非鉄金属製品等の輸配送業務に加えて、引越業務やフェリー輸送業務が増加したことにより、営業収益は同2.9%増の315.82億円となった。国際輸送業務は、輸出入航空貨物、輸出入海上貨物、香港やベトナムの海外現地法人の取扱いが増加したことに加えて、海上・航空運賃単価が上昇したほか、中国の現地法人を連結対象としたことにより、営業収益は同90.4%増の96.43億円となった。その他の物流業務は、中部地区や大阪地区等で前期中に物流施設賃貸業務を開始したことにより、営業収益は同7.1%増の23.11億円となった。

不動産事業の営業収益は前期比2.5%減の58.38億円、営業利益は同1.5%増の30.26億円となった。一部賃貸スペースの解約により不動産賃貸収入が減少したほか、空調使用料等の不動産付帯収入が減少した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比0.1%増の718.00億円、営業利益が同1.9%増の46.00億円、経常利益が同26.4%減の51.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.1%減の32.00億円を見込んでいる。《YM》

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