大阪金見通し:上昇か、米長期金利低下や原油価格上昇を反映へ

2022年5月12日 07:45

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記事提供元:フィスコ


*07:45JST 大阪金見通し:上昇か、米長期金利低下や原油価格上昇を反映へ
大阪取引所金標準先物 23年4月限・夜間取引終値:7715円(前日日中取引終値↑36円)

・想定レンジ:上限7760円-下限7680円

12日の大阪取引所金標準先物(期先:23年4月限)は上昇しそうだ。4月の米消費者物価指数(CPI)発表を受け、昨日の海外市場で米長期金利が一時上昇する場面があったものの、その後低下したことを受け、金利のつかない資産である金の投資魅力が増すとの見方から金は買われやすくなっている。また、ウクライナのエネルギー事業者が天然ガスパイプライン1本を停止したと伝わり、ガス代替の原油価格が上昇し、インフレ長期化が一段と意識されたこともインフレヘッジ(回避)目的の金買いを誘った。こうした動きや心理を映し、ナイトセッションで金先物は上昇しており、今日の金先物はこの流れを引き継ぎ、買いが優勢の展開となりそうだ。《FA》

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