豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀会合議事要旨で利上げに向けたさらなる手掛かり探る

2022年4月16日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀会合議事要旨で利上げに向けたさらなる手掛かり探る
■強含み、金利差拡大思惑による豪ドル買い・円売り継続

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)の早期利上げ観測に対し、日本銀行による異次元の金融緩和政策継続を受けて、金利差拡大思惑による豪ドル買い・円売りが優勢になった。ただ、3月雇用統計において、失業率が下げ止まり、雇用者数も予想以上に伸びが鈍化したことで、豪ドル買いが若干後退する面もあった。取引レンジ:92円28銭-93円87銭。

■底堅い展開か、中銀会合議事要旨で利上げに向けたさらなる手掛かり探る

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は6月にも利上げを開始するとの見方が浮上する一方、日銀の「強力な緩和を粘り強く継続」(黒田総裁)する姿勢は変わらず、豪ドル買い・円売りに振れやすい状況が続く。豪準備銀行の4月理事会議事要旨の発表で利上げに向けたさらなる手掛かりを探る。ウクライナ戦争の長期化懸念による資源価格の先高思惑も引き続き豪ドルの下支えとなる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:豪準備銀行4月理事会議事要旨

予想レンジ:92円50銭-95円00銭《FA》

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