日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感後退し20を下回って推移

2022年4月4日 13:50

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記事提供元:フィスコ


*13:50JST 日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感後退し20を下回って推移
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-2.04(低下率9.59%)の19.23と低下している。なお、今日ここまでの高値は20.86、安値は18.75。

国際エネルギー機関(IEA)加盟国が石油備蓄を協調放出する方針を決めたことから先週末の海外市場で原油価格が続落したことを受け、過度なインフレ警戒感が後退し、市場心理は改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場で日経225先物が小幅な値動きながら底堅く推移していることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは不安心理の高まった状態の基準とされる20を下回って推移している。取引時間中に20を下回るのは1月18日以来となる。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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