日経VI:低下、米石油備蓄放出報道などで警戒感がやや後退

2022年3月31日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、米石油備蓄放出報道などで警戒感がやや後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は31日、前日比-0.39(低下率1.74%)の21.98と低下した。なお、高値は22.74、安値は21.71。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。その後、米政権がインフレ対応策として石油備蓄を数カ月にわたり放出するとの一部報道を受け、過度なインフレ警戒感が緩和し、日経225先物は一時上昇に転じた。こうした値動きもあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや後退し、日経VIは午前の時間帯に低下に転じた後、昨日の水準を下回ったまま本日を終えた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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