新興市場銘柄ダイジェスト:ケイブは大幅に4日ぶり反落、久世がストップ高

2022年3月22日 15:24

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記事提供元:フィスコ


*15:24JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ケイブは大幅に4日ぶり反落、久世がストップ高
<7523> アールビバン 632 +48
大幅に5日続伸。22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の営業利益を前年同期比55.7%増の18.37億円と発表している。主力の絵画等販売での積極的な営業展開が奏功し、アート関連事業のセグメント利益が94.3%増の9.95億円と伸長した。金融サービス事業も順調に推移し、増益を後押しした。通期予想は前期比34.5%増の19.00億円で据え置いた。進捗率は96.7%に達しており、会社計画を超過達成するとの期待から買いが入っているようだ。

<3760> ケイブ 702 -64
大幅に4日ぶり反落。持分法適用関連会社のスマートフォンゲーム製作委員会を18日付で解散すると発表している。開発期間の長期化による顧客ニーズの変遷や事業環境の変化などを受け、現在開発を進めているゲームでは当初想定した収益獲得は困難との結論に達したという。投資額は全額回収される見込みで、新たなゲーム開発への投資を検討している。22年5月期の財務諸表に与える影響は現在精査中。

<9888> UEX 680 +19
昨年来高値。従来未定としていた22年3月期の期末配当予想を34.00円(前期末実績4.00円)と発表し、大幅増配を好感した買いが集まっている。年間配当は38.00円(前期実績7.00円)となる。配当性向30%程度を基準とする利益配分の指標を踏まえた措置。UEXはステンレス鋼販売の好調を受け、2月7日に通期純利益予想を7.00億-8.50億円から12.00億円(同2.21億円)に引き上げていた。

<6286> 靜甲 619 +26
ストップ高。22年3月期の純損益を従来予想の3.50億円の黒字から6.64億円の黒字(前期実績8.47億円の赤字)に上方修正している。投資有価証券売却益3.14億円(見込み)を特別利益に計上するため。営業損益予想は5.00億円の黒字(同7.78億円の黒字)で据え置いた。また、15万株(約0.89億円)を上限とする自社株買いを22日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で実施すると発表している。発行済株式総数に対する割合は2.33%。

<2708> 久世 788 +100
ストップ高。酒類の卸売などを手掛ける国分グループ本社(東京都中央区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。物流リソースや情報システムの相互活用に加え、商品の仕入れ・調達で協業し、購買力と品揃えの強化を図る。国分グループ本社は第三者割当で久世の発行済株式総数の19.99%を保有する筆頭株主となる。調達資金の6.90億円は借入金の返済に充てる。

<4263> サスメド 1146 +23
大幅に3日続伸。九州大学と「心房細動における経皮的カテーテル心筋焼灼術のエキスパート治療を提案する人工知能モデル開発」に関する共同研究を開始したと発表している。サスメドが有する医療ビッグデータのAI解析・検証のノウハウを活用し、治療技術の収集基盤構築と見える化を目的とした心筋焼灼部位と焼灼法、その後の治療経過に関するデータベースの構築やデータの集約・傾向の解析を行う。《ST》

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