NY外為:ユーロ売り再燃、ウクライナ戦争激化で域内景気後退懸念も

2022年3月16日 03:28

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記事提供元:フィスコ


*03:28JST NY外為:ユーロ売り再燃、ウクライナ戦争激化で域内景気後退懸念も
NY外為市場ではユーロ売りが強まった。ユーロ・ドルは1.10ドルから1.0935ドルまで下落。ユーロ・円は129円84銭から129円40銭まで下落した。ユーロ・ポンドは0.8420ポンドから0.8386ポンドまで下落した。ウクライナ戦争の激化によりユーロ圏経済が景気後退に落ち込むとの懸念も浮上。ロシア、ウクライナが停戦交渉進める一方で、ロシアのプーチン大統領は「ウクライナは互いに受け入れ可能な解決策探求に真剣ではない」と、妥協する姿勢は全く見せていない。

CNBCがエコノミストやマネーマネジャーを対象に実施した調査によると、米国が景気後退に陥る確率は従来の20−25%から33%へ上昇。ユーロ圏が景気後退に陥る確率は50%と見ていることが明らかになった。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、全てのシナリオにおいて、インフレは依然斬新的に低下すると予想していると述べており、ECBの金融正常化も先送りされる可能性もある。《KY》

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