個人投資家・もちこ:下げに敏感過ぎる相場で物色されている銘柄【FISCOソーシャルレポーター】

2022年3月12日 11:00

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記事提供元:フィスコ


*11:00JST 個人投資家・もちこ:下げに敏感過ぎる相場で物色されている銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「もちこ」氏(ブログ:「株初心者もちこのゆるゆる株日記」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2022年03月10日10時に執筆


【株初心者もちこのゆるゆる株日記】という投資ブログを執筆している【もちこ】と申します。

上がると下がり、下がると思ったら下がり、結局下がる。
そんな相場が続いていますが、まだ涙は枯れていないでしょうか。私はすっかり遠い目をしています。

日経平均株価は心理的節目の26,000円を割ったと思ったら、その後すぐに25,000円を割ってしまい、投資家達の涙雨が降り注ぐ展開となっています。

3月に入って以降、様々なメディアや投資家が
「今は底値圏だ。そうであってくれ」
「反発する力が溜まっているはず」
「-3σから外れたし、そろそろ……」
などと期待を込めた視線をチラチラと送っていましたが、投資家達の気持ちを全く汲むことなく出来高を伴って陰線を引きまくっていました。

そして投資家達がグッタリし始めた頃におもむろに上昇を開始するなど、とことん投資家の気持ちには付き合う気がないようです。シンプルに辛い。


ご存知の通り、ウクライナ情勢をめぐる不透明感と警戒感は非常に高いままです。
個人的には今回の軍事侵攻がここまで長引くとは、始まった当初は思いもしませんでした。

米国によるロシア産原油の禁輸等が原因で、原油価格も異常な上昇が続いていました。

原油の他にも、ロシアの主要輸出品である鉄鋼や貴金属、穀物などの価格も日によって非常に不安定で、値上がり率ランキングで穀物や金属のETFを見かけた方も多いかもしれませんね。
特にパラジウムやニッケル、そしてロシアとウクライナが多く輸出していた小麦をはじめとする穀物は目立った動きをしているようです。

これらは原材料・素材として多く使われるものであるため物価高を招き、さらに現在の景気の停滞が重なった結果、【スタグフレーション】のリスクも高まってきました。


引き続きネガティブな材料に過敏に反応する状態が続きそうですが、地合いに上手く合わせて休みながら、資源高が追い風になっている銘柄を監視しておきたいところです。

水晶デバイスやLED等などの電子部品から貴金属を回収し、それを精製する技術を持つアサカ理研<5724>は、安定資産として逃げ場になっている金の価格上昇を受け、ズバッと動いています。

アサカ理研と同じく、貴金属の回収・精製・加工等を得意とするフルヤ金属<7826>も注目されているようで、2月24日以降は物色されている様子が伺えます。

原油価格によって大きく様相は変わりますが、石油精製元売りのコスモエネHD<5021>や出光興産<5019>は現在の状況が追い風になっているので監視中です。ただ、石油関連の銘柄はボラタイルな展開になることも想定しておく方が良さそう。

他にも、高級アウトドア関連製品の開発・製造・販売を行うスノーピーク<7816>は、面白い形で推移していました。引き続き猛威を振るうオミクロン株の影響でキャンプ人気は続いているのか、2月14日の決算発表では5期連続で過去最高益を更新し、11期連続増収、5期連続増益という絶好調な内容を発表しています。
ここまで業績が良いとトキメキが止まらないですが、今後どういう形になるのか楽しみです。

地合いが悪いときは無理せず安全第一で、マイナスになってもムキにならない冷静さを忘れずにいたいものです。

特に、含み益を大きく減らされたり含み損を抱えている時は暴れたくなりますが、自分と相性の悪い地合いの時は【何もしない】ことが結果的に私は最善だったりしました。自分が行けると思う瞬間までじっと待つのも、取引の一部といえるかもしれません。

『大相場は総悲観の中から生まれる』という格言がこういう時はよく使われますが「総悲観」と感じるのは人それぞれだからわからないです(笑)


では、今回はここまでとなりますが、私の日々の取引の記録は【株初心者もちこのゆるゆる株日記】にて配信中です。私の絶叫や含み笑いをご覧になりたい方は、ぜひ検索のうえ遊びにいらしてください。
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執筆者名:もちこ
ブログ名:株初心者もちこのゆるゆる株日記《TY》

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