新興市場銘柄ダイジェスト:アイドマHDは大幅反発、メドレックが急騰

2022年3月10日 15:56

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記事提供元:フィスコ


*15:56JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アイドマHDは大幅反発、メドレックが急騰
<4586> メドレック 125 +23
急騰。前日大引け後、出願中の「マイクロニードル貼付剤」について米国特許商標庁より特許査定の通知があったと発表した。同特許は、マイクロニードルの皮膚への固定性を高める技術に関するもので、同社のマイクロニードル技術の特徴である「簡便で確実な投与」を実現するための基本技術の一つで、有効期間は2037年までとなっている。同特許は、米国のほか日本においても出願・審査中のようで、同件が22年12月期業績へ与える影響はないとしている。


<7435> ナ・デックス 714 -56
FAや電子・電気制御部品の商社。22年4月期第3四半期(21年5月-22年1月)営業利益は前年同期比71.9%増の8.49億円。22年4月期営業利益は前期比44.3%増の9.05億円予想。通期予想に対する第3四半期段階の進捗率は93.8%で、経常利益、純利益はすでに通期予想を超過した。ただ、通期の業績予想を据え置いたことに加え、昨日9日に決算期待から株価が8%を超す大幅高となったこともあり、今日は売りが膨らむ展開となっている。


<7094> NexTone 2266 +138
急反発。前日大引け後、デジタルコンテンツディストリビューション業務において、スクエニ<9684>子会社のスクウェア・エニックスが保有する原盤130タイトル、5457楽曲を全世界95カ国のYouTube Musicで配信開始したと発表した。また、同日よりYouTubeにおいて「SQUARE ENIX MUSIC Channel」が公式に開設されている。YouTubeの推奨音楽配信パートナーとして、音楽レーベルやクリエイター様のチャンネル運用をサポートし、収益を最大化するための取り組みを行っていくようだ。本チャンネルでは、様々なテーマに沿ったプレイリストやコンテンツが配信される予定となっている。


<3189> ANAP 304 +13
大幅反発。前日大引け後、メタバースとブロックチェーンによる新しい価値の創出を目指すスタートアップ企業であるSuishowとの業務提携を発表した。ANAPのファッション業界の知見、ブランド力とSuishowが保有するメタバース構築・ブロックチェーン技術をもとに、次世代のファッション事業創出を行う。今後は、メタバース領域における新規サービス開発とファッションブランドのメタバース新規参入支援サービスを進めていくようだ。これを好材料視する動きが優勢となっている。


<2158> FRONTEO 1803 +107
独自に開発した人工知能(AI)エンジンを用いて、情報解析を支援する。発生が予測されるリスクの改善策を示す 「Concept Encoder Optimizer」の特許を取得したと発表した。AIが見出した危険因子に対して、その発生確率を下げる為の改善・予防策を明示する機能で、建設・製造現場におけるリスク発見や予測を行うAIシステムなどに搭載・活用されている。今後の売上増加に期待する買いが入っているようだ。


<7373> アイドマHD 2714 +222
営業ツール・コンサルティングサービスの提供が主力。独自のAI定性与信審査技術を用いたフィンテックサービスを提供するH.I.F.の株式(議決権所有割合14.98%)を約5億円で取得し資本・業務提携すると発表した。アイドマHDが保有する法人データベースとH.I.F.が算定した与信情報などを連携させることで、広範なソリューション提供が可能となるとしており、提携を材料視する買いを誘っているようだ。《ST》

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